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勇者。15 鎧武者。

 鎧武者は笑っている。

 鎧武者は笑っている。

 鎧武者は笑っている。

 鎧武者は笑っている。


あの~・・・そろそろ・・・


<ああ、すまんすまん。

久しぶりに笑ったんで止まんなくなっちまった。

別に政宗公の縁者じゃあないぜ。

んなわけねえだろ。ただの鎧マニアだ。>


なんとか笑いを抑えながらしゃべりだしました。

話は通じるらしいです。


勇者としてココへは来たがドジを踏んで森から動けないと言ってます。

ダンジョンだと思ってコアらしきものを壊したら何かの制御装置だったらしく

コアの代わりを務めるはめになっていると。


<体も無いのに続いてるから、オレは地縛霊とかなのかもな。>


それにしては魂が濁った感じがしません。

ああいうのはソコの縛られてるだけで魂が変質していくものなのです。

閉じ込められた人の心のように魂が蝕まれていくのです。


なんでこんなことを知ってるんだろうと思いながら話をつづけます。


いつからでしょうか? 。


<ん~・・分からん。森はその頃は道までだった。

だから結界は道までなんだよ。>


ああ!・・・そうか! 。

道の北側と南側の違いはソレか! 。

南側に入るのに抵抗を感じたのは結界があったからでしょう。


結界は魔獣を森から出さないためのもの。

魔獣専用、しかも強力なヤツ専用なので人間その他は出入り自由だそうです。


<コアを壊しちまったら強いヤツがでるようになっちまったんだ。

だからアレを張ったんだが編み目の荒い網みたいなもんだから

多少は漏れてしまう。

たまに狩ってはいたんだがな。>


そうか、責任を取ってたんですね。

でもどれくらいの年月かもわからないほどココに拘束されてるって

どうなんでしょう? 。


なんとかならないものなんでしょうか? 。

 死んでも責任を取り続けるなんて

普通人にはとっても無理ですねえ。

代わりを募集してもだれも来るとは思えません。


勇者くん、代わりしてみる? 。

まだ生きてるからヤだよね。

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