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魔族K。(領主)1 森の向こう。

 私の領地は国の端で国境の森に接している。

強力な魔獣の多く生息する森ながら奴らはなぜか森からは出てこない。

出てくるのは小物ばかりなので対処に困ることもなかった。


困るのはむしろ同胞の魔族のほうだ。

誰の思い付きなのか廃れた古い交易ルートを使って人の国に砦を築くと

軍の奴らが言い出した。


ちょっと脅しをかけるのだという。

森の魔獣は怖くないらしい。


確かに森の向こうのさほど遠くないところに人の国の王都がある。

昔々にこちらとあの森を通って交易をしてた頃にできた街が

あの王都の前身なのだ。


ココは主戦場への兵站ルートで兵站基地も造らされた。

余計な仕事を増やしてほしくなかったのは大きな声では言えないが本音だ。


内緒で<ハリボテ砦>と呼んでいたアレが落ちたと知らせが来たときは

当然だろうなあと思った。


少し前から負傷者がゾロゾロと帰ってきたのであぶないのか? と

危惧してはいたのだ。


ほとんどが主戦場に行くはずが手違いであの砦に行かされた連中だった。


主戦場にそのまま移動させられれば良かったのだがなにやら組織内の手続きが

引っかかってしまったらしく砦にも入りきれなくて妙な拠点を

造らされていたらしい。


<勇者>が出た。

アレはアブナイ。

戦うと兵士も指揮官も壊れてしまう。


(元)砦長の言うことは良くわからなかった。


アブナイって一体・・・。

 ココは森の反対側。


軍隊は迷惑をかけることの多い組織です。平時でも。

少なくともそういう印象が強いです。

なにせ戦闘集団ですからね。


領主さんも迷惑と思いつつ協力せざるを得ない

といったところでしょう。


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