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治療師C。1 反応。
医者のおっさんとその助手が目の前を走っていく。
飛竜が襲ってきたのでケガ人が出てるらしい。
病気が専門の治療師の私まで呼ばれたのはなぜなのか？
ベッドにいたのはごく普通にしかみえない青年だった。
１～２分おきにビクンビクンと痙攣している。
え？ コレが召喚された勇者だって？ うそぉ！
戦闘の後で痙攣を繰り返してるそうだ。
顔見知りの魔導士が付き添っていたが彼にも原因は分からないらしい。
診察して驚いた。
頭の中になにか呪いの塊としか思えないモノがある。
治療師より呪術師のほうが適任な気がする。
魔術師がレベル１なのにステータスが常人の三倍だったと教えてくれた。
簡易の検査機を持ってたのでちょっと見てみたのだが……
レベルが２５だ。
確かにさっきはレベル１だったと魔導士。
「飛竜は？」と聞くと「彼がやっつけた」と言う。
ああ……ソレだな。
彼が痙攣した。
レベルが２６になった。
なるほど。
レベルアップの反応が独特な人が時々いるのだと聞いたことがある。
レベル２０以上でだいたい一人前の騎士。
レベル３０以上なら中隊の隊長クラスだろう。
結局、彼は３２までレベルが上がった。
レベルの数字とかステータスとかの細かいとこは
ご勘弁ください。
スキルの羅列とか覚えきれないほうなんで。
勇者は強い！ コレで納得して……くれませんかね？
