表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
130/147

宰相O。5 スクロール。

 なんでこんな事になってるんだ?! 。


交渉は順調に進んだ。

晩餐も勇者の話でそれなりに穏やかに済んだ。

敵の使者なのに城の見物まで許可されるとは思わなかった。


側近がやけに上機嫌で案内をしてくれた。

この城は我々の王宮より古いから何か出てきそうな雰囲気まであって興味深い。

まあ、旧都の王宮のほうが優美だとは思うが・・。


勇者はどうやら気に入ったらしく側近にいろいろ質問やら褒め言葉やら

浴びせまくっている。

上機嫌の原因はアイツだな。


次の日には調印も無事に済んでお茶をふるまわれた。

無理矢理ついてきたがおとなしくしていたベアーズの秘書がなにか叫ぶまでは

何事もなかったんだ。


魔法は得意ではない私にさえ分かる膨大な魔力! 。

あっというまに吹き飛ばされてしまった。


勇者もアルフォンスも書記官たちもあの秘書も魔族側の側近たちも

庭にいたものはすべて立っているものは居なかった。

魔王を除いて・・・。


王がもしもの時のためと言って持たせてくれた

転移魔方陣のスクロールがこぼれ落ちて広がっている。

アノ秘書がスクロールを踏んで立ち上がったせいか作動してしまった。


勇者とアルフォンスはギリギリで効果範囲外だった。

魔王の側近たちも何人か巻き込まれたようだ。


スクロールは試作品に近い物でここまでの人数を転移させることは

できなかったはずだ。

転移寸前で勇者とアルフォンスが立ち上がったのが見えた。

誰かが庭にかけこんで来たのを感じたが誰か分からなかった。


気がついたらどこかの海岸にいた。

聞かされていた設定だと王宮の魔法陣に飛ぶはずだったのだが。

なんでこんな事になってるんだ?! 。


魔法陣は誤作動したんだろうか? 。

いっしょに巻き込まれた連中はどうしたんだろう? 。

人数が多すぎたせいなのか? 。


魔王に何が起きたと言うのだろう。


ふと見ると近くにもう一人いた。

魔王になにか叫んだあのベアーズの秘書だった。

 携帯タイプの転移魔方陣。

スクロール、つまり巻物になってます。

宰相さんの魔力なら一行全員くらいですが

秘書さんの魔力に反応して効果範囲と運べる人数が設定より増えました。

でもそこは試作品なので目的地まで行けずにバラけたんですね。


さて、一体ココはどこでしょう? 。

無事に帰れるんですかねえ・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ