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魔族Z。(将軍代理。)1 手控え。

 将軍がお帰りにならない。

以前に送った兵たちと同様に。


留守を預かっている以上私が動くわけにもいかない。

地上からの斥候は一人しか帰らなかった。

空からならと飛竜を出してみる。


何も見つからない。


海岸沿いの兵站ルートは崖崩れが起きていた。

魔導師が復旧しようとしていたようだが規模が大きすぎて暫くかかるらしい。


平野ルートの方には簡単な閉鎖表示がしてあったそうだ。


<伝染性の悪性な病気が発生しました。暫くの間通行はご遠慮ください。>


領主の名前が使ってあったという。


主戦場は負傷者はいても病人は出ていない。

風邪くらいなものだ。

領主の名前をかたったのか? 。


兵站ルートの起点の町まで転移魔方陣で行かせてみた。

こちらから出かけた兵士と兵站基地の兵士はそこに居ることが分かった。


なぜ戻らない? 。

戻ったら魔法で消し炭にすると脅されたらしい。

将軍はそこにはいないと言う。

どこに? 。


勇者に占拠されたという基地自体が無くなっている。

隠蔽の魔法でも見る者が見れば分かるはずだ。

将軍のお供には分かる者もいたはずなんだが。


物資が、特に食料が足りなくなりそうだ。

攻撃を控えめにして森に狩にも行かせているが奥まで行くと強すぎて

反対にこっちがやられてしまう。


そして・・・勇者がやってきた。

食料を何台もの荷車に積んで。


<停戦交渉が始まることになりました。

もうじきこちらにも連絡があると思います。

将軍さんはしばらくお返しできません。

できたら攻撃は控えて国境線を踏み越えないようお願いします。>


そう言って荷車ごと食料を置いて帰ってしまった。


王都に副官を転移させてみる。

どうやら勇者の言葉は本当のようだ。

消えた上級士官は魔王さまにいろいろ喚問されたらしい。


唐突な感じで始まった戦争だったが魔王さまのお気持ちがどうして変わったのか

見当もつかない。


停戦の方向に向かっているなら兵士をむやみに戦死させるわけにもいかないだろう。


停戦命令はまだでも手控えくらいはしていても違反行為にはならないと思う。

将軍はお留守なんだし・・・。



 将軍さんが何をしてたかというと

勇者の異世界手料理を食べ

勇者と将棋で遊び

勇者に説教して

勇者と露天風呂に入ってました。

王子さまのオマケつきで。


部下の苦労・・・(涙。)

バイト君もそうだけど代理って大変だよね。


将軍さんはのんびり捕虜ライフをお楽しみなようです。

逃げ出そうと思えばできそうな気もします。

まあ、停戦交渉の話がどうなるかの様子見でしょう。


逃げても勇者くんは追いかけないでしょうけどね。

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