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王子X。1 視察。 

 父王と皆に説得されて旧都に避難したものの魔族の砦は勇者があっけなく

攻略してしまったという。


避難している意味が無くなったと思い王都に帰還することにした。


弟も付いて来たがっていたが私と父になにかあったときは

アレが王家を継がねばならない。

母達を守るように言い聞かせて旧都に残した。


成人前のアレはまだ頼りないがそれでも王子だということの自覚はあるようだ。


王宮についたとたん改築予定のまま戦争のせいで放って置かれていた

パーティ用の広間の建物が文字通り吹っ飛んだ。


唖然としたが父の安全を確認すべく居場所を侍従に問い詰めると

謁見の間だという。


兵士らしき男が飛ぶように走り出て来た。

騎士のアルフォンスが続いている。


アルフォンスは気づいて会釈したが兵士は無視して行ってしまった。


あとで勇者と分かったが目立たない風采で兵士にしか思えなかった。

そういえば装備がすこし違ったような気もする。


父に戻ったことを咎められたがやはりお側に居たいことを訴えて

納得していただいた。


爆発は勇者の婚約者を召喚したことで起きた魔力の暴発だったということだった。


神殿にあんな秘術があるとは知らなかったが助かって何よりだ。


勇者は主戦場とは違う処で活動するのだそうだ。

そんなところがあるのかと思ったら魔王軍の後方にある兵站ルートと

基地を攻略するらしい。


魔獣の森は通れないと思っていたので魔族があの砦を造った時に

皆あわてたのだが向こうが通れるということはこちらも通れる

ということなんだろうか? 。


勇者の婚約者は神殿で療養中ということなので王からの見舞いとして出かけた。

ベアーズの娘が来ていたがどうやら馬車が事故を起こしたらしい。


婚約者はなかなかの美人だった。

ベアーズの娘が見とれている。


言っては悪いが勇者はどうやって彼女を婚約者にしたんだろう。

周りの男どもがどんな顔をしたのか見える気がした。


勇者は毎日、転移魔方陣でやってくるそうだ。

ふ~ん、彼女がそんなに心配なのか。

マメなヤツなんだな・・。


転移魔法陣が設置してあるなら視察に行っても安全だろう。

いざとなれば逃げ帰れるわけだし。


安全な場所でウジウジ待つだけというのは旧都でもう飽きた。

戦闘で敵と渡り合えるほど強くないのは分かっているが

少しは戦場ののぞき見くらいしてみたい。


主戦場だと危険すぎて誰も行かせてくれないが勇者の所なら

バレても文句は少ないだろう。

勇者を捕まえて連れて行かせてみるとしよう。



 夕方だったので日を改めて付いて行ったのですが勇者のしてたのは

別荘づくりというか秘密基地ごっこというかお風呂屋さんごっこというか・・・


コイツ戦争しに来てるはずだよな? と思ってしまった王子さまなのでした。


ちなみに露天風呂に入られてお帰りになりました。

大分お気に召したご様子だったそうです。

王子さま・・あなただけじゃあありませんよ。

みんなそう思ってます。


コイツのやることを気にしても

どうもなりませんからほっぽっといて下さい。


まったく自分が勇者だって自覚があるのかね? 。


王子さまは成人したての15歳。

ココでは成人でも勇者くんから見たら未成年です。


ほらほら、子ども扱いしたら怒られるよ! 。

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