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宰相O。4 使者。

 最近、王は人使いが荒い。

はっきりおっしゃられないがコレはやっぱり勝手に勇者召喚をしてしまった

私への罰だろう。


改築予定だったあの建物の弁償をさせられることになった。

なぜか勇者も半分出してくれるそうだ。


あの女のせいだから当然のような気もするが皆はそう思っていないようだ。

勝手に召喚したせいでああなったのだから召喚した私に責任があるそうだ。


そうかもしれない。


まさか魔力の暴発を起こしてあの女が死にかけるなんて思わなかった。


神殿に借りができたのが忌々しいが当分はおとなしくしていないと

王がへそを曲げてしまう。


王から使いを命じられた。

宰相の仕事じゃあないはずだがここはおとなしくおとなしく。


転移魔方陣があるので簡単だが行く先は獣人国だ。

魔王の国の東隣にある。


かれらは協定を結んでいて非常時には援助しあうということになっているらしい。

この戦争も非常時のはずだがまだ獣人国は参戦していない。


そんなところに何の用事かと思ったら

<軍事演習を依頼するように。>


はて? なんのために? 。

演習をされると向こうの陣営が強化されてしまうのに。


<魔王が他国の軍隊を自国に入れるはずはない。

友好国でも油断はしないだろう。

この時期に演習なんかしたらそちらも警戒しなければならないはずだ。>


なるほど、そちらにも兵力をかねばならないと? 。


兵站基地を占拠したことは報告が来たが援軍がくれば勇者たちは人員も少ないから

簡単に突破されることになる。


少しでも援軍を削いでおこうということですか。


友好国というほどではないが付き合いはある。

魔王国には内密の話ながら聞き入れてもらえた。


魔王国の金貨とあの特大魔石の山を持って行ったがどうやら

魔石が気に入ったらしい。


獣人には魔術を使える者が少なめだし魔力の保持量もやっぱり少ない。

魔石は保持量を補ってくれるので獣人国では価値が高いのだ。


援軍要請があった時のための演習だと言い逃れるつもりのようだ。


まあ、示威くらいはしても獣人国も損は無いだろう。

演習費用はこちら持ちのようなものだし魔王国にも援助の用意が

ありますよと示せる。


戻ってきて驚いた。

将軍を捕虜にしたという。


主戦場に攻勢をかけさせるのかと思ったら停戦の申し込みと

再度の詫びを入れるのだそうだ。


たしかにタイミングとしてはいいのかもしれない。

戦争が長引いてきたので影響が色々出すぎている。


ただ相手が・・魔王の怒りが収まってくれないとどうしようもないんだが。


向こうの国も長引いた戦争にうんざりしているはずだとは思う。


・・・まさかまた使者は私なのか? 獣人国よりはるかに危険だよな。


怒らせたときの使者も殺されはしなかったから、多分大丈夫・・だと思うが・・。


そうだ!勇者にお供に付いて行ってもらおう。

アレがいれば簡単に手出しはしないだろう。


ここは少し下手に出て<お願い>することにしよう。


勇者くんが付いて行ったことでひどい目に会うとは宰相さまは

予想できなかったのでした。

結構運が悪い方だったようです。

 これは反省してるうちに入るんですかね。


ちゃっかり勇者にボディガードをさせようとしてます。


ボディガードは勇者! 。

なんかカッコイイ響きだなあ。


でも迫力も威圧も無いからいるだけで

誰も寄ってこないなんてのは無理でしょうね。


アルフォンスさんの方がいいかもね~。

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