閑話 魔術師G。10 別荘地。
オレ達がどこから兵站基地を見張ってるかというと崖の上の丘陵地帯だ。
高いので見張りには最適だったぜ。
野営地と転移魔法陣も設置して、いやあ快適快適。
魔王軍側は平面的にしか場所を見てねえな。
上下どちらからも攻撃の届きにくい崖の上には注目すらしてねえんだから。
まあ、アイツの魔法は届くし、一応隠蔽の魔法もかけてるんだけどな。
丘陵地は水に苦労するところが多いけどアイツは魔法で水を溺れるほど出せる。
歩く貯水タンクって言ってやりたいぜ。
<海も眺められるから別荘を造ったらいいですね。
この辺りって温泉とか無いのかな? 。>
勇者はそんな呑気なこといいやがる。
どうやら風呂、とくに温泉に絶大なこだわりがあるようだ。
海を眺めながらの展望露天風呂が欲しいと言う。
ココはただの野営地なんだがなあ・・・。
ああもう・・勝手に造れ!!! 。
ってホントに造っちゃったよ。
ウキウキと下までの地中階段も設置。
まあ、無くても魔法で降りられちゃうんだけどな。
あ!コイツまた秘密基地気分になってるぞ! 。
ココには後になって魔王の別荘を兼ねた城が建てられた。
海にも近く狩場にも不自由しないので歴代の魔王には
お気に入りのスポットとなったようだ。
温泉でも露天でもないが海を眺める大浴場があるらしい。
地中階段はまだある。
秘密通路扱いとなっているようだ。
海の見える高台ときたらやっぱり展望風呂だよね。
露天なら最高だけど。
温泉だらけの日本にいるのでやっぱり温泉が嫌いな人はいないでしょう。
実家の田舎町は温泉のおかげで観光客が来てくれます。
おかげでまだ、周りの自治体との合併はしないで済んでます。
時間の問題かもしれませんが・・・。
温泉が無かったらきっともう隣の市の一部ですね。
まあ、それが悪いとばかりは言えないのが
田舎町の悩みでもあります。




