魔術師G。9 蹴とばし。
やってきました主戦場! 。
ヒヨコ魔術師3名と配送担当兵士10名。
こんなオモチャと投石器なんて盗ろうとするヤツなんていないだろうと
思ったんだけどなにを勘違いしやがったのか3組も盗賊が現れて笑っちゃったぜ。
軽く兵士どもが片付けちゃったけど。
ハハハ・・・ほとんど出番無しだよ。
将軍以下幹部連中は微妙な顔をしてたな。
そりゃそうだ。
オモチャやら変な投石器、オマケのヒヨコな兵士と魔術師だもんなあ。
実際、弓より当たりゃしない。
拠点や砦は動かないが軍隊は動く。
牽制にはなるんだけどな・・・
そう思ったら兵士の一人が同郷だという弓兵を連れて来た。
矢の在庫が途切れて明日でないと補充できないそうだ。
なんだって? 的中の魔法を試したい? 。
的中の魔法は弓兵はほとんど持っている。
もともとの本人の的中率を押し上げてくれるのだ。
もちろんレベルで率は変化するが。
結果! 大当たり!!! 。
尽きた矢の代わりは十分にはたせそうだ。
組み立て式の大型の方は飛距離がもう少し欲しい。
当ててやりたいところにイマイチ届かない。
思わず投石器を蹴とばしたら<それだ! >と声が。
先輩の魔導師がもう一発飛ばしてみろと言う。
飛ばしたらそれに向かって風魔法をぶっぱなしてくれた。
つまり氷球を風魔法で<蹴とばし>たわけだ。
着弾寸前で氷球は割れたが飛距離は伸びて指揮官らしきヤツのあたりに届いた。
やったぜ! 。
先輩にソコはお願いして3人でウィンドカッターを使ってみることにした。
届かないし威力も弱いが<蹴とばし>てみようと思ったんだ。
3人なら木の一本くらいはなんとかなるが2人でも旗くらいならイケるだろう。
あとの一人は<蹴とばし>要員だ。
向こうの<軍旗>を切り落としたら皆が喚声を上げた。
旗を切られて気落ちしたのか魔王軍は引いて行った。
将軍は隊の編成を変更することにしたようだ。
ココでも投石器はお役に立てるらしい。
先輩の魔導師たちにウィンドカッターを教えたがオレ達より短時間で
モノにしてしまった。
なんか悔しいがコレで少しは有利に戦えるかもしれないな。
投石器の輸送と使用説明が主な任務だったので王都に帰還した。
荷物はもう無いので後方基地の転移魔方陣を使わせてもらった。
勇者は留守だった。
婚約者の彼女をほっぽって何してんだ? 。
と思ったら『砦のお返し』を始めたらしい。
<兵站ルートの分断と攻略>
面白そうじゃねえか。
混ぜろ混ぜろ! 。
コッチに踏み込んでくれたんだ、
向こうにも踏み込ませてもらおうぜ! 。
そのまま主戦場で戦わされるのかと思ったのに帰還しちゃいましたねえ。
プププ・・やっぱりヒヨコ扱いなのかも。
転移魔方陣は常設固定タイプ。
少人数しか運べません。
大勢運べちゃったら戦争も商売も様相が変わっちゃいますねぇ。
面白そうではありますが・・。




