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婚約者。6  嫉妬心。

 会えたら言いたいことが沢山あったはずなのに出てきた言葉は

<おはよう>だった。


ただ、そこにいてくれるだけで嬉しかった。


体の自由が利かない気がしたが自分に何が起きたのか説明されても

実感は湧かなかった。


彼はそばにいてくれた。

それだけでよかった。


占い師さんが訪ねて来てバイト君や彼が色々骨を折ってくれたことを聞かされた。


ちゃんと見つけてくれたこと、彼の病気について、

対応策、こまごまとしたことすべてを感謝しながら聞いた。


ココでは治す方法が普通にお医者さまだけではないことを聞かされ、

さらに私に彼を治す力があると教えられる。


<勿論、修行しないとできないことだけど・・やってみる気があるかしら? >


即答した。

彼のためにならなんでもできる気がした。


神殿長さまも快諾して下さったので動ける前から少しづつ修行をこなした。

合間に感謝を込めて神殿のお仕事を手伝わせていただくことにした。


素人なので大したコトはできないが雑用でもいないよりはマシと思うことにした。


回復魔法は大分上達してきたと自分でも思う。

彼の病気は<呪い>だそうなのでそれを解呪するための修行を別にしている。


バイト君と神殿長さまに指導していただいているがまだ彼の解呪を試して良い

とは言われていない。


焦る気持ちが無い訳ではないけれどただ待っているだけだった日々にくらべれば

ずっと楽な気がする。


彼はこの国と隣国の間の戦争を止めようとしているそうだ。


<余命があるうちになんとかできたらいいな・・と思ってる。>と言う。


居る場所が変わっても彼は変わっていないと思えた。

周りのことをとても大事にする人なのだ。

こちらでも<大事な周りの人>ができたのだと思う。


なんだかちょっぴり嫉妬心が湧いた気がした。

 そういえば婚約者の彼女のライバルっていませんね。


あー・・彼は容姿が平凡なんだった・・。

モテ要素は低めですね。


でも彼女は美人だと占い師な賢者さんが言ってたから平凡でも関係無いか。


平凡顔でも勇者なんだからもう少しモテてもいいかもしれません。

ライバル募集でもしてみますかね。

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