魔族R。(領主の息子)1 師匠。
間の抜けた顔だと思った。
間が抜けてるから奴隷にされたんだろうと思ったんだよ。
庭で魔法の練習をしてたら多分村長だったと思うおっさんが父上のところに来た。
ソイツが連れてたんだ。
このあたりでは最近は奴隷は見かけない。
戦争のために主人の代わりとか税金の代わりとかに連れていかれたからだ。
多分帰ってはこないだろうな。
庭に奴隷だけおいて村長は屋敷に入っていった。
オレは練習を続ける。
4日で炎が出せて今日は8日目だ。
的まで飛ばそうとしてるんだがコレが全然当たらない。
いい加減イヤになってきたところで奴隷が笑ってるのに気が付いた。
気が付いたらソイツに魔法をとばしてた。
やべぇ! 。
いや・・当んないし・・。
驚いたことに軽くはじかれてオレが使ってた的にポーンと当ててしまった。
<的はアッチですよ。まあ、当らないみたいですが。>
だから練習してんだよ! 。
<ちょっとお手伝いしましょうか。>と
ポーチから妙なものを取り出した。
<ただのスタンプですよ。>
的にしてた庭石にポンと押すと渦巻きでできた花みたいな模様がついた。
<火球を出して5つ数えてから飛ばしてください。>
当たった!
5・4・3・2・1と減らしていきそのまま飛ばしても当たるようになった。
<要は集中です。
スタンプは集中を強化するためで実はなんでもいいんですよ。
よくできました。>
そういうとオレの手にポンとスタンプを押しやがった! 。
なんか頭にきたので取り上げておでこに押してやった。
ざまあ! 。
村長が戻ってきた。
なんだか顔色が悪い気がする。
<ぼっちゃん、これからオレのことを師匠と呼んでもいいですよ。>
奴隷のくせに生意気なやつだ。
でも面白いので<師匠大先生>といったらふんぞりかえりやがった。
蹴とばしてやった。
村長に連れられて屋敷に入っていったが村長だけ出てきて帰っていった。
うちの奴隷になるのかもしれない。
オモチャが増えた時のような気分になった。
<よくできました>のはなまるスタンプです。
べ・・べつにうどん屋さんのまわしものではありませーん。
いや・・好きですけどね。




