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転校生がきた(4)
―ガラガラ―
教室の扉が開いた。
担任の原 雄太29歳が教室へ入ってきた。
通称はらちゃん。
「おーい、ホームルーム始めるぞ!席に戻れ~」
毎朝担任のこのセリフからホームルームが始まる。
「きり~つ。おはようございま~す。着席ぃー」
だるそうに今日の日直の工藤 友子の掛け声。
「工藤、そんなだるそうにするなよ~」
と、はらちゃんというと、クラス中が笑った。
「はいはい、もう静かに。実は今日このクラスに仲間が一人増えました。」
クラス中ざわざわとまた騒がしくなった。
男子なのか、女子なのか、イケメンか美人かとざわざわ。
はらちゃんは、廊下に待たせている転校生を呼んだ。
俺は後ろの席を向いて、佐藤 勇樹とどんなやつがくるか話ていた。
「はーい!いい加減に静かにしろー!!紹介するぞー!!」
はらちゃんのでかい声が教室へ響きわたり、俺も前を向いた。




