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後悔

初めて書くので正直うまくは書けてないです

自己満です

僕はどこにでもいる高校生。誰よりも普通な暮らしをしてると思う。


今日も学校が終わり帰宅部の僕は家に帰る。

家までさほど距離があるわけではなく、いつも自転車で向かっている。帰路の途中にあるコンビニでいつも通りのお菓子を買うと家へ帰る。


帰ったら母がいて「ただいま」と言いお菓子を食べながら本を読んだ。


今日読んだ本はめずらしくミステリーなどではなく学園モノだった。理由はないがなんとなく図書室で借りてみた。内容は面白くもなく、誰でも思いつきそうな内容だっただろう。でも僕にとっては違った。


出てくる人たちはキラキラしていた。

僕は正直今の生活がつまらないとまでは思わないが物足りないと思っていた。友達も特別親友と呼べる存在もいなくてそれなりの

付き合いで、女友達なんてのはいないに等しい。


「こんな風になりたい」


何事もなく過ごしたい。そう思って生きてきた僕に違う考えが生まれた。失敗して努力して、それを何度も繰り返して、そんなことをしてみたいと思った。


その日から少しずつではあるが色々なことをしてみた。女子と話して、好きな人が出来たり、友達と先生に反抗してみたり、やっていると今まではどうでも良かったことがとても楽しかった。


でもまだ足りない。そう思うことは多かった。高校を卒業して世の中ではそこそこと呼ばれるくらいの大学に入学した。大学は高校とは大きく違った。ここなら自分の「物足りない」が満たされるのではと思った。


そのために少し悪い奴らとの付き合いもした。

「今日東京の方に行こーぜ」そう言われて「おう」と返し少しウキウキしていた。


ただ、


あれから20年、あの選択が間違いだと今では思う。連れて行かれたのは東京の繁華街。その時点で何をするかくらい察することが出来た。


「薬」


手を出してしまった。一度始めたら止まらなくなった。危ない人からも買ったりして、大学を出ると就職はせず、そのような人たちと悪事に手を染めた。密輸、薬の販売。


そんなある日、仲間と使っていたアパートに警察が押しかけてきた。一斉に全てのアジトが抑えられていて、令状を持ってきて、言い逃れなど出来る状況では無かった。


僕が大学のころからここは目をつけられていたらしく、ニュースにも大きく取り上げられたニュースなった。


今は40歳を超えたただのおっさんだ。

あの退屈に感じていた放課後は、今では恋しいものだ。もしかしたら今もあの放課後の延長線上なのかもしれない。


ずっと退屈な放課後は悪いものだと思い、変えよう、変えよう、そうやって今まで過ごしてきたのかもしれない。そう考えるたびにつまらん人生だと思った。


もっと楽しく恋愛をして、挫折して、ゆっくり成長して、いつかは家庭をもったりして。それが良かった。

けれどこの人生にやり直しは効かない。


「今日も暇だな」


暇を感じるたびに今はいい気分になれる。

今の高校生に、昔の僕と同じような人がいても、それが幸せだと伝えてやりたいな。


「前科者は辛いぜ」

どうでしたでしょうか?何か気になる点や思ったことは気軽に教えてください

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