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105 デビュタントに向けての準備です

ようやくデビュタントのお話です。ココに辿り着くまでが長かった!

 デビュタントが間近です。サラナ・キンジェです、ごきげんよう。


 アルト会長に続いて、無事、ルエンさんも王宮からお帰りになり、丸石事業も一息つけそうですわ。なにせ丸石事業は王家とカルドン侯爵家の共同事業。ドヤール家は困った時のアドバイザーと、『こんなの作っちゃった。商品化よろしく』と言うだけの気まぐれクリエイターみたいな立場だから、気軽だわ。それでもアドバイザーとクリエイターとしての報酬は入って来るので、美味しいわね。

 

 そういえば、ルエンさんがまたまた王宮から人手(文官)を引き抜いてきました。なんて優秀なスカウトマンなのかしら。ルエンさん自身、王宮からは涙の引き留めがあったらしいのに、それを笑顔で躱して、優秀な文官まで引っ張って来るなんて。『王宮で大掃除が出来て、とても有意義に過ごせました』と、黒さの増した笑みがちょっと怖かったです。


 それはともかく。デビュタントですよ、デビュタント。前世でいう、成人式。こちらの成人は早くて15歳ですが、前世より成熟しているのよねぇ。すでに爵位を継いでいる方もちらほらいて、身体つきも考え方もきっちり大人ですよ、大人。

 それにしても、月日が流れるのは、なんて早いのかしら。前世では子ども時代って、じれったい程ゆっくりと時間が流れていたような気がするけど、今世ではあっという間ねぇ。


 これって、私が幼い時から仕事ばっかりしていたからかしら。晴れがましい筈のデビュタントも、なぜか通過行事の一つぐらいにしか感じないわ。前世の職場の歓送迎会ぐらいの気持ちよ。新たな仲間を迎えて新体制になり、フレッシュな気持ちだけど、すぐ慣れちゃうのよねー。ホホホ。


 と、当事者である私は、それほど力の入っていない行事なのだけど。周囲は違うのだ。


「サラナ様! デビュタントがあと1月後に迫っております。本日から、僭越ながら私どもが、ありとあらゆる技術を駆使して、サラナ様を磨き上げさせていただきます」


 侍女長さんの力強い言葉と共に、後ろに控えた侍女さんたちが力強く頷く。


「素晴らしきデビュタントを迎えるために、ルエン様と調整して、向こう一か月のサラナ様のお仕事は全て白紙となっております。なにとぞ、ご自身を磨き上げることに全力を傾けていただけるよう、伏してお願い申し上げます」


「えぇー……」


 お仕事が白紙って。えええ。そんな。デビュタントの時期は、例年、王宮への報告物の提出前じゃない。お父様も伯父さまも伯母様もお母様も大忙しの時期なのに。ルエンさんも時折ヘルプに入っているぐらいなのに。大丈夫なの?


「この日のために、ルエン様が新たな文官様として雇い入れたとお聞きしております。ご心配なく」


 なんと。引き抜きはそれも見越しての事だったのかしら。さすがルエンさん。奥様を迎えられて、ますます仕事にキレがあるというか、脂がのっているというか、先の先を読むその仕事ぶりはお見事だわ。お父様が何度も自分の部下として引き抜きを掛けるだけあるわぁ。私の大事な秘書なので、期間限定でお貸ししても、絶対にあげませんけど。


 というのはともかく、お仕事が1か月なしって。デビュタントのためとはいえ、1か月も前から何をするのかしら。


「1カ月でも足りないぐらいですわ。サラナ様はもともと大変お綺麗で、スタイルも素晴らしく、食事もバランスよく、運動も申し分なくなさっておいでですが、美容に対する欲がなさすぎます!」


 私の疑問に、侍女長さんがふうっとため息を吐く。後ろの侍女さんたちも頷いた。


「お肌もすべすべで荒れ知らず! スタイルも出るとこ出てて、腰もきゅっとして、素晴らしいです! 素晴らしいですけど!」


「髪も艶々サラサラ! 綺麗です! 綺麗ですけど!」


「ドレスも装飾品も、スッキリとしてお似合いです!お似合いですけど!」


 侍女さんたちが、握りこぶしで迫ってくる。目がウルウルしてて、あらぁ、可愛いわねぇ。


「「「でも、もっともっと、磨けば光るんです!もっと、綺麗にしたいんです!」」」


「ええっと……」


 確かに前世のぺたんとした凹凸のない顔と身体に比べれば、サラナちゃんは美少女、いえ、この一年で大分成長したので、美少女改め美女ですけども。でもこの世界の王族貴族って、顔面偏差値が高いから、別にずば抜けて美女ってわけではないし。貴族の子女としては、普通よ、普通。


「陛下への謁見の際のドレス……。アレを見て、私たち、開眼いたしました」


「開眼?」


「あの、アルト会長がお選びになったドレス! いつものクールビューティーとは違った、可愛らしく小悪魔的なサラナ様の魅力を存分に引き出したあの一品! 既製品であの破壊力です! デビュタントに準備されているドレスは、セルト様が総指揮をとり、アルト会長がそれを強力にサポートしつつ作り上げたオートクチュール! サラナ様の魅力を存分に発揮するためにあるようなドレスです! ここでサラナ様を磨き上げずしてどうするのです! 我らがドヤール家のお嬢様が一番だと、世間に見せしめなくては!」


 息継ぎを、息継ぎをしてぇ、侍女長さん。ノンブレスで真っ赤な顔で言い切る侍女長さんの後ろで、頷く侍女さんたちの目が、ギラギラしてて怖いぃ。


 デビュタントはどこの家も総力を挙げて娘を飾り立てるから、侍女さんたちの力が入るのも無理はないけど。そんなに期待されても、応えられないと思うのよー。私、貴族的には色味が地味な方だし。世間は金とか銀とか赤とかの髪色の方が、可憐だとか華やかだとか美しいと言われるのよねぇ。前世と同じ黒髪。安定の日本色。私は落ち着くのだけど。


「地味だなんてとんでもない! 艶めく黒髪、きめ細かな白い肌、煌めく蒼い瞳。天上の華もかくやという美しさ。瑞々しい美しさに惹かれ、目が離せない。サラナ様の微笑みを一つ頂けるのなら、名も財もすべて投げうっても惜しくない……」


 ど、どうしたのかしら、急に。侍女長さんに、まるで口説かれているみたいだわ。

 思わず赤くなった頬を押さえていると、侍女長さんがにんまりと笑う。


「……と、アルト会長が仰っていました。私どもも、同意見でございます!」


 うひぃ。アルト会長だったぁ。思わぬところから攻撃を受けた気分。不意打ちは止めて欲しいわ。

 真赤になっているであろう頬を両手で隠していたら、侍女長さんをはじめとする侍女さんたちがにやにやしている。ヤメテ、ミナイデ。ハズカシイカラ。


「そういうわけですので、サラナ様、お覚悟を決めてくださいませっ」


「はーい……」


 なんて殊勝にお返事をした私ですが、この時はまだ、仕事を一月まるっと休むなんて無理無理ーと思っていたのよね、浅はかだったわぁ。


◇◇◇


 翌日から怒涛のデビュタント準備が始まりました。

 ええ。怒涛ですよ。私のスケジュールには、美容と社交がみっちりと詰め込まれました。美しい髪とお肌の為に、休憩と睡眠はばっちり確保されて、それ以外はみっちり。各方面から隙を見ては事業の報告やら相談やらが割り込もうとしても、侍女さんたちが鉄壁のガードで断っています。あらー。


「普通のご令嬢はこういう生活ですよ」


 朝から頭皮マッサージをされながら、侍女長さんにぷんすか怒られます。毎日仕事漬けで美容を疎かにしていたので、侍女さんたちは皆、不満が溜まっていたご様子。せっかく年頃の令嬢がいるのに、仕事漬けでなかなかお手入れをさせてくれないなんて、磨いた美容技術の持ち腐れだそうです。スミマセン。


 頭のてっぺんから足のつま先まで念入りにお手入れされた後は、伯母様やお母様と共に社交のお勉強です。なんせデビュタントが本格的な夜会デビューですから。ユルク王国の貴族名鑑を端から端まで記憶して、万全に期しなくてはいけません。


「まぁ、サラナの場合は、所作や教養は問題ないし、セルト様が貴族に関しては完璧に記憶していらっしゃるから、覚えていなくても問題はないけどね」


 つまり実質はただ、のんびりしたお茶会です。ミシェル伯母様がホホホと嬉しそうに笑う。


「サラナときたら、この国に来ても忙しく仕事ばかりしているのだもの。暇が出来るとお義父様がすぐにお茶に攫ってしまうし。私だって、可愛い姪と遊びたいのよ」


 お祖父様には『サラナが暇になると分かるセンサー』が搭載されているのですわ。どんなにわずかな時間でも見逃さないのですもの。あんなに毎日討伐に出掛けていらっしゃるのに、どうして私の隙間時間が分かるのかしら。

 ちなみにお父様には『伯父様が仕事をさぼろうとするとすぐ分かるセンサー』が搭載されているそうです(伯父様談)。家令のベイさんが、お父様の手綱さばきが絶妙で、伯父様の逃亡が激減したと泣いて喜んでいらっしゃいました。伯父様、ベイさんを泣かせないように、ちゃんとお仕事してくださいませ。


「それでねぇ、サラナ。デビュタントだけど、エスコートはセルト様だけど、もちろん私たち夫婦にお義父様とカーナが参加するわ」


 私のデビュタントのエスコートは、お父様だ。通常、デビュタントのエスコートは、婚約者がいない場合は親族の男性が務めるもので、お父様が名乗りを上げてくださった。お母様には申し訳ないけど、お父様のエスコート、とても楽しみだわ。


「デビュタントのご令嬢は王族の男性と踊れる栄誉を賜るのは知っていると思うけど」


 叔母様。つまらなそうな表情が隠せていませんよ。そんな醒めた目で仰らないで。世のご令嬢にとって、王族の男性とのダンスは憧れなんですよー。


「今年デビュタントの令嬢は10名。陛下お一人でお相手をするのは難しいから、王弟殿下もダンスのお相手をなさいます。サラナはどちらと……」


「陛下一択で」


 食い気味に答える私に、伯母様がニコリと微笑む。


「そうよねぇ、じゃあ、そう王家の使者には返事をしておくわね」


 デビュタントで国王陛下と踊れるのは大変な栄誉だが、デビュタントの令嬢が10名近くいらっしゃると、国王陛下の負担が大きすぎる。1曲が5~10分としても、1人で10人を相手に踊るなんて、ダンスのプロでも厳しいだろう。その場合、王族の男性が分担してダンスを踊るのだが、一応、令嬢たちには王族の誰と踊りたいか希望が聞かれる。裏情報によると、王弟殿下に希望が殺到しているらしい。別に、陛下が人気がないわけじゃないわよ、念のため。


「それからね、デビュタントの夜会には、アルト会長の付き添いもお願いしているから」


「え?」


 アルト会長にですか? 丸石事業の販売補佐、それに商会で扱う魔道具の改良で身体が3つあっても足りなさそうなアルト会長に? 夜会になんて参加していて、大丈夫なのかしら?


「私たち夫婦や、セルト様やカーナは、夜会では色々と挨拶回りをしなくはいけないわ。お義父様も滅多に夜会に出られないから、『英雄』と話したい脳筋、いえ、騎士の皆様に何かと連れ出されるのよ。以前の様に、万が一にも貴女を1人にしないために、私たちが付いていられない時はアルト会長にフォローしてもらおうと思っているの。お仕事の繋がりでアルト会長が他の方に呼ばれても、貴女が同席して問題ない筈よ。むしろ同席した方が都合がいいでしょう?」


 まぁ。アルト会長のお仕事繋がりでしたら、私が知らない方は殆どいないでしょうし。同席しても問題はないかなと思いますが。友だちの少ない私は、夜会でぼっちを回避できますからね。


「それでしたら、アルト会長に負担がなければお願いしても……」


「ミシェル」


 それまで黙って私と伯母様の話を聞いていたお母様が、静かに声を上げた。

 途端に、伯母様はビクッと肩を揺らして口を閉ざす。


「駄目よ。サラナにちゃんと説明して、この子の意思を確認してからじゃないと。勝手に外堀を埋めてしまうのはいけないわ」


 お母様の穏やかだけど妙に迫力がある言葉に、あの誇り高き薔薇と謳われる伯母様が、子どもの様に首を竦めた。辛うじて聞こえるような小さな声で、「ごめんなさい」と謝っている。あの、伯母様が。


 伯母様とお母様は、幼い頃から実の姉妹の様に仲良く育っていて、普段はどちらかというと伯母様が前面に出て、お母様がフォローするような関係性なのだけど。だからといってお母様が大人しく、なんでもはいはいと伯母様に従うかといったらそれは違う。受け入れられない事は理路整然、ぴしゃりと撥ねつけるのだ。こういう時のお母様は、とても迫力があって怖い。


「サラナ。デビュタントの夜会から、貴女は大人の女性として扱われるわ。親族以外の男性が、成人した女性の側に居るという事は、特別に親しい間柄だと周囲に認知されるの」


 あ。そ、そうだったわ。デビュタントに限らず、成人した未婚の令嬢が親族以外の男性にエスコートされるのは、親しい間柄、それこそ未来の婚約者としてみなされるのだ。

 つまり、デビュタントを迎えて大人になれば、これまでの様に気軽にアルト会長と一緒に居る事はできなくなる。今まで、2人きりでいて咎められなかったのも、私が未成年だということで目こぼしされていたようなものだもの。今までみたいに、軽々しく側に居る事は出来なくなる。

 そう考えると、アルト会長の笑顔が浮かんで、胸がツキンと痛くなった。

 

「ドヤール家でアルト会長にサラナのエスコートをお願いするという事は、ドヤール家が正式にアルト会長をサラナの相手だと認めたことになるわ。まぁ。家族全員、アルト会長ならば問題ないと考えているわ」


「え。お祖父様もですか?」


 思わず聞き返しちゃったわ。『サラナは絶対にどこにも嫁にはやらん!』が口癖のお祖父様が?

『サラナを娶る男には一騎打ちの勝負を申し込む』と、認める気なんて皆無の、あのお祖父様が? 


「……もちろんよ」


 お母様、お返事にちょっとだけ間が空いたのが気になります。


「言っておくけど、私たちが認めている理由は、政略などでは一切ないわよ。確かにアルト会長は、ドヤールにとってなくてはならない人だけど」


 にぃっと、お母様が口角を上げる。


「何よりも、サラナにとってなくてはならない人だと、私たちは感じているのよ」


「……っ!」


 心臓が、ドキッと音を立てた。顔が、顔が熱いわ。つい最近、嫉妬についてのお話をしたばかりだもの。そりゃあ、私の気持ちなんてバレバレでしょう。


「お仕事、1ヶ月のお休みを頂いたんでしょう? そろそろ、しっかりと自分の心に向き合ってみなさいな。貴女は、大人になるのだから」


 お母様がいつもの微笑みを浮かべ、穏やかに仰った。


「ああ。それとね。アルト会長からの告白なんて、待っていても無駄よ。あの人はサラナを愛しすぎているから、万が一にも貴女の負担になってしまうかもと、決定的な言葉は絶対に口にはしないわ。どんなに貴女が欲しくてもね」


「お、お、お母様っ! な、な、何を」


 心臓が飛び出すかと思ったわ。何てこと仰るの、お母様。あ、愛してって。

 ミシェル伯母様も目を真ん丸にしていたけど、突然何かに思い至った様に、ぶふっと噴き出し、コロコロと笑い出した。それを不満そうに、口を尖らせてお母様は睨んでいる。


「セ、セルト様の時と、一緒ね」


 息も絶え絶え、笑いながらそう絞り出した伯母様は、目尻の涙を拭いている。

 え? お父様ですか? どういうこと?


「ええ、そうなのよ、ミシェル。サラナは嫌というほど、父親っ子なのよ。あの人(セルト)にそっくりな性質の人を、無意識に選んでいるのだから。あの難攻不落を落とすのに、私がどれだけ苦労したか」


「カーナを愛しすぎて、一緒にゴルダ王国に来て欲しいと言えなかったセルト様ね。確かに似ているわ。あの頃のセルト様は、カーナに対して甘い言葉は吐いても、貴女を苦労させると思って、絶対にプロポーズの言葉は口にしなかったわよねぇ。ふふふ。あの時のカーナの猛攻といったら、流石ドヤールだと、皆で感心したものだわ」

 

 伯母様が笑い過ぎて涙目になっている。そんなに凄かったのかしら、お母様の猛攻。いったいどんなことをなさったのか、大変気になるのですが。


「サラナ。相手がどう思うかとか、周囲にどう影響するかなんて、考えなくてもいいわ。それよりも、貴女がしたいようになさい。そのほうが、後悔は少ないわよ」


 大変、実感のこもったお言葉でした。経験者の言葉って、為になるわよねぇ。

 




 




 

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11/12 コミック発売! 転生しました、サラナ・キンジェです。ごきげんよう。~婚約破棄されたので田舎で気ままに暮らしたいと思います①

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9/2アース・スター ルナより発売決定
転生しました、サラナ・キンジェです。ごきげんよう。~婚約破棄されたので田舎で気ままに暮らしたいと思います③~


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― 新着の感想 ―
何が起こるのやら サラナは、告白されないと、少しも解消されないと思うのよな
本人以外の人々にバレバレな両片想いカップル。 『でもこれはプライベートな案件だから…』と当人達に任せたら、誤解してトラブって横槍入って拗れて破局寸前に!! …って展開がラブコメのお約束で、お約束過ぎ…
ところで、学園の卒業試験は? 社交デビューが先なのか
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