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私の人生

ということで新連載開始ですー!よろしくお願いします!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

私はミレイ。平凡な平民の孤児。生まれてすぐに母を亡くした。父は、母の死を悲しむ暇すらなく、男手一つで私を育ててくれた。母の顔は絵でしか見たことがないけれど、優しそうな人だと思った。父は普段は無口でぶっきらぼう。けれども、母の話をする時だけはスルスルと言葉が出てくる。優しい笑顔で母の話をしてくれるから、私は会ったこともない母のことをとても大好きになった。父も母も私にとってとても大事な存在だった。けれども、そんな父は仕事場の事故で即死。死に目にあうことも出来なかった。その後は村の神父様がひっそりと葬式を行なってくれた。棺の中は酷い状態らしく父の顔を見ることは叶わなかったけれど、神父様の優しさでお金がないのにきちんと父を送り出せたのは、よかったと思う。そして私は村の孤児院に預けられた。けれど、孤児院の兄弟達はみんな優しくてすぐに仲良しになった。両親のことを思うと寂しいが、兄弟達が励ましてくれるから、私は大丈夫だ。


さて、そんな我が孤児院の経営は実に厳しいらしい。神父様が頑張って寄付金を集めてくれているけれど、限界がある。だから私は子供でもできる仕事を近隣の住民から貰って、働かせてもらっている。近隣の住民は私達孤児院の子供をいつも優しく気にかけてくれて、草むしりやら家事手伝いやらの簡単な仕事をくれる。私の周りはみんな、良い人ばかりで幸せだなぁ。


そんなこんなで今日も朝を迎える。孤児院の朝は早い。起きて、顔を洗って、歯磨きをして、着替えて、ベッドの上を整えて、食堂に向かう。その途中でみんなに挨拶をする。


「みんな、おっはよー!」


「ミレイ、おはよー!」


「今日のご飯何かなぁ?」


「楽しみだねー」


「シスター、おはようございます!」


「おはようございます、ミレイ。今日も元気でよかったわ」


「神父様ー!」


「おはようございます、ミレイ」


「おはようございます!今日もよろしくお願いします!」


「ええ、こちらこそ」


そしてみんなでシスターの作ってくれたご飯の配膳をして、食べる。


「いただきまーす!」


あー、美味しい。みんなで食べる食事はとっても美味しい。もちろんかなり質素な食事だけれど…でも、私にはなによりものご馳走なのだ。


食事が終わると、施設のお掃除とお洗濯と洗濯物干し。それが終わるとお仕事に向かう。今日のお仕事は、イヴおばあちゃんの家の草むしりと、リーグルおじちゃんの所の食材の買い出し。先に買い出しから行こうかな。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 何だか楽しそうな孤児院の雰囲気ですね♪ 明るく元気なミレイちゃんの今後が楽しみです~!
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