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【勢いで書いてみた】【消されるの覚悟】シリーズ

イケナイ多角関係♡ こんな関係許されません!

作者: 巫月雪風

主人公が、様々な女性と恋人同士になる話です。


しかも、ばれたらヤバイ関係ばかり……


主人公はばれたらヤバイ関係にずぶずぶはまっていく……

「う~ん……」


 僕、佐倉祐樹は、ベッドから起き上がった。

 まぁ、ベッドとは言っても、保健室のベッドだけど。


 今は金曜日の午後、というかもう夜と言ってもいい時間だ。

 そんな時間に学校の保健室のベッドにいるのは、もちろん理由がある。


 僕は、隣で寝ている彼女を見た。

 僕の恋人の神谷優里奈は、保健の先生だ。

 先生の方から告白されて、今に至る。


 で、今日は金曜日だから二人で楽しもう、となって保健室で二人で恋人同士でしか出来ない事を楽しんだばかりだ。


 当然、この関係が周囲にばれたらヤバイ。

 でも、今の所何とかやっている。

 ……完全に隠しきれているとは言えないのだけど。


「え~、もう帰っちゃうの?せっかくだからうちに泊まりにくればいいのに」

「ごめんなさい。母さんと妹がうるさいから」


 そう言って僕は彼女と別れ、家に向かった。





「あー、やっと来た!」


 下駄箱の所で待っていたのは、僕の双子の妹の佐倉美樹だ。


「え、待ってたのか?」

「どうせこのくらいの時間になるんだと思って、ついさっきまで図書館で勉強してたの。バカ兄貴の事なんて、お見通しなんだからね」

「ごめん……って言うか、今日は一人で帰るって言っただろ」

「いいから帰るよ」


 こうして俺は、引きずられるようにして家に向かった。


「兄貴、ちょっとトイレ」


 家の近所の公園に近づいた時、急に美樹が言い出した


「あっそ。行ってきなよ」


 俺はそう言って公園のトイレを指さした。


「もー、そうじゃなくって!」


 俺は再び妹に引きずられて女子トイレに連れ込まれた。


「何するんだよ!」

「もー、恋人同士なんだからさ、こういう所で楽しむのもいいんじゃない?」


 そう言って美樹はキスしてきた。

 そして俺達は、女子トイレの中で恋人同士の一時を楽しんだ。


 俺と妹の美樹は恋人同士だ。


 俺とは、保健の先生の優里奈が付き合っている事を知った美樹は、自分と付き合えと言ってきたのだ。

 当然断った。

 俺と美樹は双子の兄妹だからだ。


 そう言うと、美樹は泣いて行った

 ずっと前から好きだった。でも家族だから我慢していた。

 でも今、兄貴の大変な弱みを握ってしまった。

 間違っているってわかっている。

 こんなことして、兄貴に嫌われるかもしれないという事も。

 でも、もう耐えられない。

 付き合ってほしい。


 こう泣きながら言われた。

 美樹がこの言葉を言うのがどれほどつらいのか分かった。

 俺の事がどれだけ好きなのかも。


 だから俺は、美樹を抱きしめ、キスをした。

 こうして俺達は許されない恋人同士になった。






「遅い!」


 家に帰ると、母さんは怒っていた。


「え、一応連絡入れたけど……」「そうそう」

「そんな事わかっているわよ。どうせまたイチャイチャしてたんでしょ!」


 図星である。


「私はね、あなたの事なら何でもわかっちゃうんだからね」

「ごめんなさい、母さん」「ごめん」


「祐樹!ダメでしょ。家の中では敬語禁止!それに私の事は……」

「わかったよ。千春」


 そう、僕と僕の母さん、佐倉千春は恋人同士だ。

 当然だが、千春は僕の実の母、つまり血がつながっている。


 母さんは高校卒業後、すぐ父と結婚して、僕と美樹を産んだ。

 父の死後、会社社長である母はシングルマザーとして僕と妹を育てて来た。

 ある日、母さんに僕と美樹の関係がばれてしまったのだ。


 怒られるかと思ったが、泣かれた。

 そして言われたのだ。


 ずっと前からあなたの事を愛していた。

 夫が死んでから、どんどん夫に似てくるあなたの事を一人の男性としてみるようになった、と。

 双子の妹である美樹と恋人になれるのなら、私とも恋人になってほしい。

 ずっと我慢していたけど、もう我慢が出来ない。

 馬鹿な事だとはわかっている。

 でも、もう止められない。


 そう言って僕を抱きしめ、キスしてきた。

 キスが終わり、驚いて母さんを見ると、震えていた。

 僕に拒絶される事が怖くて泣いていた。

 いつも気丈な母さんが泣いていた。


 そんなお母さんを傷つける事は出来ず……

 僕は、お母さん……千春と恋人同士になった。

 ちなみに妹公認である。


 夕飯後、僕と千春と美樹は一緒にお風呂に入り、千春と同じ布団で恋人同士の時間を楽しんだ後、寝た。

 千春の寝顔を見ながら、僕はいつも小さい頃を思い出す。

 いつも笑顔で、大好きなお母さん。

 でも、そのお母さんは、今は僕の恋人なのだ。

 

 やばすぎる……

 千春と美樹は血の繋がった家族なのだ。

 この関係が知られたらまじで終わる……

 




 翌日土曜日、千春は仕事に行き、美樹は友達と会いに行った。

 僕が一人でゲームをしていると、チャイムが鳴った。

 隣に住んでいる夢宮ミリアちゃんと彼女のお母さんのカレンさんだった。


「ごめんなさいね。いつもの事なんだけど……」

「ああ、ミリアちゃんの預かりですね。任せてください」


 ミリアちゃんはハーフの小学五年生だ。

 両親が共働きで、ミリアちゃんが人見知りが激しいので、懐かれている僕がいつも預かっている。


「じゃぁ、よろしくね♡」


 そう言って麗華さんは去っていった。


「えーっと、じゃぁ、ミリアちゃん。食事し」

「お兄ちゃんの部屋に行くね」


 食事した?と聞こうと来たが、ミリアちゃんは無視して僕の部屋に入って行った。


 追いかけて部屋に入ると、ミリアちゃんは僕のベッドで横になっていた。


「お兄ちゃん。抱っこして。キスして」


 そう言ってきたので、僕はミリアちゃんの隣で横になって彼女を抱きしめると、キスをした。


 僕とミリアちゃんは恋人同士だ。


 きっかけは、僕と千春と美樹の関係がばれた事だ。

 千春と美樹はミリアちゃんに「心から大切な人とはこういう関係になるのよ♡」と言ったのだ。

 そしてあの日、そう、千春と美樹がいない日……ミリアちゃんは僕に恋人同士になってほしいと言ってきた。

 恋人同士がする事もネットで調べたからしてほしい、と。


 当たり前だ。

 相手は小学生なのだから。


 だけど、ミリアちゃんは

 パパとママはいつも仕事ばっかで一緒にいない。

 一緒にいてくれるのお兄ちゃんだけ。

 私には友達もいない。

 お兄ちゃんに拒絶されたらもう生きていけない。


 そう言って泣きながら包丁で首を突こうとした。

 僕は、ミリアちゃんとは結構一緒にいたから、本気なのはすぐわかった。


 ミリアちゃんは僕にとって大切な妹だから、悲しんでほしくなかった。

 そして、ミリアちゃんがここまで追い詰められている事に気付かなかった自分に腹が立った。

 ミリアちゃんの悲しみを癒せるなら、と僕とミリアちゃんにキスをした。

 こうして僕とミリアちゃんは恋人同士になった。



 そして、僕とミリアちゃんが二人っきりでイチャイチャしていると、再びチャイムが鳴って、カレンさんが帰ってきた。


「いつもミリアがお世話になっております。さぁ、ミリア帰りましょ」

「はぁい……」


 ミリアちゃんが不快感を隠そうともせずカレンさんの方へ向かって行った。


「ところで祐樹君、今日は夕飯どうするの?千春さんいないようだけど」

「ええ。今日は母も妹も帰って来ないって電話とメールが来たので、どっかで食べるなりカップ麺で済ませるなりしようかなって」

「じゃぁ、うちで食べる?」

「え……」

「いつもミリアがお世話になっているし、それに、夫もいないし……ね」


 僕とカレンさんは恋人同士だ。

 ある日、ミリアちゃんとキスしている所を見られて、脅される形で恋人同士になった。


 そして、カレンさんの旦那さんがいない時は、彼女の家で恋人?同士の関係を続けている。

 ミリアちゃんにもばれているけど、ミリアちゃんは気にしていないようだ。

 なぜだかこの関係になってから、母子の関係が改善されたようにみえる。


「今日はね……なんと特別な親子丼よ。あなたにおいしく食べてほしくて、いろいろ考えたんだからね」


 特別な親子丼……

 僕は親子丼は大好きだ。

 特に、カレンさんの家で食べる親子丼は最高においしい。


 だから僕は、ふらふらと誘われるようにカレンさんの家に行って、親子丼をおいしくいただいた。

 親子丼を食べている時の僕を見つめる二人の顔は、とっても幸せそうだった。




 こんな感じで、僕は

 学校の保健の先生、お母さん、双子の妹、隣に住んでいる小学生、その小学生のお母さん

 と付き合っている。


 こんな関係許されるはずがない。

 だけど、やめる事も出来ない。


 この関係はずるずると続いていく。


 そして、僕は知らない。

 この関係が、さらに広がっていく事に。


 大人気清純派アイドル、日本最大級の大衆紙・週刊分秋の編集長の妻、現役総理の隠し子……

 ついには男の娘まで……


 逃げられない恋人関係は続いていくのだ。





☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


 ここは天界


「うむ、彼は希望通りにモテているようだな」

「ええ、彼は転生前に、モテモテになりたいと言っていたからな」

「もっと彼をモテモテにしましょう」

「頑張ろう!」

「目指すは恋人百人だ!」

夜眠れない時に思いついた話です。


完全に勢いのみです。

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