表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これくしょんブック  作者: シャオえる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

76/85

休息の間に話の続きを

「眠たい……」

 昨日の夜は早めに寝た二人。いつもよりたくさん寝て起きても、まだウトウトと眠たそうなアカリ。出掛ける準備をしていても、目を閉じてフラフラと落ちつかないアカリ

「もうちょっと眠る?今日学校お休みだし。本の影響は無理しちゃダメってリリさんが言ってたし……」

 アカリが倒れないか心配そうなルカ。そばで支えながら、着替えの手伝いをしている

「でも、スズさんのお家行くって言っちゃったし……」

 と着替え終えた時、力が抜けたのか、ふらっと倒れてしまう

「危ないっ!」

 ルカが支えても力及ばず、二人勢いよくベットに倒れてしまった。慌ててアカリを起こそうとすると、寝息をたてて寝ているアカリ。怪我をしていないか確認して、アカリをベットに寝かすと、ふぅ。とため息。机に置いてずっと本のままのヒカリを見て、困った顔をする

「ヒカリもずっと本のままだし……アカリちゃんも……」

 急に一人きりになって、どうしようかと戸惑うルカ。熟睡しているアカリを見ていると、ルカの携帯が鳴った



「あの……」

 キッチンで掃除をしていたノドカに恐る恐る声をかけるルカ。一人部屋から来たルカに不思議そうな顔のノドカ。リビングにいたミツキも二人の様子を見ている

「あれ?ルカちゃん、どうしたの?アカリと出掛けるんじゃ……」

「アカリちゃん、眠たいって言って、熟睡しちゃって……それで、あのさっき……お母さんから連絡があって……それで……」

 あたふたと答えるルカに、ノドカがクスッと笑って頷いた

「そっか。アカリは見ておくから、ルナさんに会いに行っておいで」

「……はい。ありがとうございます」

 ノドカに勢いよくペコリと頭を下げて返事をすると、アカリの部屋に戻ることなく、バタバタと大急ぎで家を出ていった



「お母さん!」

 バンッと家の扉を開け、ルナを呼びながら走って家の中へ入っていく。息を切らして、リビングに入るとルカを見て微笑むルナがいた

「ルカ。おかえり」

 声を聞くなりソファーに座っていたルナに思い切り抱きついた

「ただいま。お母さんこそ、おかえり」

「ただいま、ルカ。あら?アカリちゃんは?」

 一人で来た様子のルカに気づいて、ルカに聞く

「アカリちゃんは昨日、本を書いた影響で寝ているよ。本当はスズさんのお家に行く予定だったんだけど……」

「そう……」

 本の影響と聞いて、ルカの頭を撫でて心配そうな顔をするルナ。その心配をよそに、ルカが強くルナを抱きしめた

「でも、お母さんに会えて嬉しい」

「私もよ」

 二人見つめあい笑うとルナから離れて隣に座り、改まってルナの顔を見て話しかけた

「それで、お母さん。話ってなに?」

「……それは」

 ルカに見られないように背中に隠した真新しい本を一瞬見ると、ルカに気づかれないように、そーっと消して返事を待つルカに微笑む

「でも話の前に、ご飯一緒に食べましょうか」

「作るの?一緒に作りたい!」

 ソファーから立ち上がり、グイッとルナの手を引っ張ってキッチンへと向かっていく。強い力に、思わずクスッと笑うルナ

「あらあら。じゃあ、一緒にたくさんご飯を作りましょうか」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ