素敵な友達と待ち合わせ
「美味しい!スゴいわね。二人とも」
「喜んでもらえて嬉しいです」
焼きたてのアップルパイを食べるアカリ達。学校の話や、家での様子を話したりして、楽しく会話が進んでく
「あら?もう一個作るの?」
お茶のおかわりのため冷蔵庫を開けると、アップルパイの具材とパイ生地が入っているのを見たヒナタが、聞いてきた
「はい。後でお友達のところに……」
ルカが答えると、ヒナタが何か思いついた顔をした
「もしかして、ユイちゃんに?」
「えっ?お母さん、ユイさん知ってるの?」
知ってたことに驚くアカリに、ヒナタがクスッと笑って頷いた
「もちろん。ユイちゃんのお母さんと友達だからね」
「そういえば言ってたような……」
「ユラ、お菓子食べられないって落ち込んでたから、良かったわね」
「それなら、大丈夫。それに、そろそろかな?」
ヒナタがクスクスと笑い話す内容に、アカリとルカが首をかしげていると、突然、家の呼び鈴が鳴った
「あれ?誰だろ?私、見てくるね」
アカリが誰が来たのか確認するため、リビングにあるインターホンの所に向かっていった。キッチンに残ったルナがルカの頭にそっと触れ、優しく撫でた
「ルカ。いつも寂しい思いさせてごめんね」
「ううん。大丈夫。私のためだし、それにアカリちゃんもいるから、寂しくないよ」
と笑って話すルカに、ルナが今度は、ぎゅっと抱きしめた
「でも、もうちょっと連絡くれたら、嬉しいかな」
「そうね。これからは、たくさん連絡するね」
二人の会話をテーブルの向かいから、微笑み見ているヒナタと、黙々と食べ進めていくカグヤ。ほんわかとした雰囲気が流れいたキッチン。だが、ドタバタと騒がしい声と足音が聞こえてきた
「美味しそうなの、食べてる!」
ユイがルナの後ろから抱きついて、テーブルに置かれた食べている途中のアップルパイを見つけて、テンションが上がるユイ。ぎゅっと強く抱きしめてルカが苦しそうな表情をしている
「みなさん揃って、どうして家に?後で持っていくのに……」
ルカから離れないユイを見ながら、苦笑いで聞くアカリ。
ヒナタやユラも、二人の様子を見て微笑んでいる
「私が呼んだの。みんな早く食べたがってたからね」
ヒナタが話していると、ミナモがユイの腕を引っ張りやっと離れた。ふぅ。と深呼吸したルカに、ミナモがペコリと頭を下げた
「ごめんなさい。久しぶりに会うって聞いてたけど……」
「ううん。一緒に食べた方がもっと美味しくなるし、楽しいものね」
二人が話している側では、食器を用意しているアカリと、待ちきれない様子のユイとユラが、余ったいたアップルパイを切っている
「それより、足りないかもしれないから、焼かなきゃ……」
「僕、手伝います!」
冷蔵庫の具材を取るルカの後を追うミナモ。パン生地を渡されて、一緒に盛り付けていく。ルナが二人の作る姿を微笑ましく見ていると、ヒナタが椅子から立ち上がり、アカリが盛り付けたユイ達のお皿を取ると、キッチンの入り口へと歩いてく
「みんな、ここじゃ狭いし、調理の邪魔になるから、リビングに行って食べましょ」




