表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これくしょんブック  作者: シャオえる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

45/85

戻らぬ夢の続き

「時間の魔法をアカリが?そんな無茶な!」

 ユイの家で、カグヤから学校で起こった出来事を聞き、怒り叫ぶリリ。一緒にいたミナモとモナカが、リリの怒り具合も相まって、話を不安そうに聞いている

「でも、本当にアカリが書いていたの?」

 話をしている間、のんきにジュースを飲んでいたユイがカグヤに聞く

「ああ。そのせいで、半分ほど書き終えていたがな」

「あの本を半分も……」

 カグヤの話に呆れるリリ。そんなリリをユイがぎゅっと抱きしめて、気持ちを落ち着かせようとする。頭も撫でられて、ほんの少しリリの気持ちが落ち着いてきたところで、ジュースのおかわりを飲んでいたカグヤに、ユイが話の続きを聞いた

「じゃあ、アカリはどこに?」

「家にいるだろう。ルナさんの娘と一緒に……」





「アカリちゃん、眠くない?どこか痛い?」

 アカリの部屋では、本を書いても起き続けているアカリを心配しているルカと、ちょっとうつ向き気味のアカリがいた

「ううん……私は大丈夫。けど……」

 目線をあげるアカリ。その視線の先には、本になって戻らないヒカリが机に置かれていた

「ヒカリ、本になって戻らないね」

 ルカが話していると立ち上がりヒカリの前に立つと、少し悲しげな表情になったアカリ

「ヒカリ……」

 名前を呼んでも、なにも起きず目覚めないヒカリ。そっと本を手に取ると、ぎゅっと抱きしめ動かないアカリ。そんなアカリを見ていたルカが、ふと学校で言っていたことを思い出す


「そういえば、アカリちゃん、夢とか言っていったけど……何かあったの?」

「うん。とても不思議で……悲しい夢……見たの」

 とルカに話ながら、抱きしめていたヒカリを見つめるアカリ。見た夢を思い出して、ヒカリを更に強くぎゅっと抱きしめる

「私の願い……ヒカリの願いも叶えてあげたい。でも、私に出来るかな?」


「無理よ。今すぐ離れなさい」

 どこからともなく聞こえてきた声。その声のする窓を見ると、ユイやミナモ達が二人を見ていた

「リリさん……モナカさんも……」

 ルカが窓を開け、部屋にいれると一目散にアカリのもとへと駆け寄るリリ。アカリが持つ本のままのヒカリを見て、深くため息をして、アカリに真剣な表情で話しかける

「悲しい思いをするのは、あなたじゃなく、ルカちゃんやお父さん達よ。嫌だと思うなら、今すぐにでも、本棚の管理人立ち会いのもと、ヒカリから離れるべきね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ