真夜中の相談と悩み事
「アカリちゃん、大丈夫?」
「……うん。大丈夫」
一緒にお風呂に入っているアカリとルカ。ずっと湯船に入ってボーッとしているアカリにルカが声をかける
「まだユイが言ったこと気にしてるの?」
ヒカリも一緒に湯船に入って、のんびりと浸かりながら、アカリに話しかける
「そりゃあ、気にするよ……」
「私はこの世界を気にっているのに……迷惑な提案なのよね」
二人が話してると、体を洗い終えたルカも湯船に入って、ちょっと狭くなった湯船の中で、みんなでふぅ。と一息つく
「……そういえば、ヒカリの願いってなんなの?」
「ヒカリの願い?」
「うん、まだ聞いてなかったから……」
と話終え二人がヒカリを見ると、視線に気づいたヒカリが二人に向けて不敵に微笑む
「それは、本のページが全部埋まったら教えるわ。それよりも自分の願いを思い出しなさい」
「それでね、ママ。ちょっと無理そうなんだけど……」
「あらあら。困ったわね……」
夜中、家のリビングにあるソファーでユラと電話で話をしているユイ。自分の部屋でミナモ達がベットを独占していて寝れずにいた。報告と時間潰しついでにユラとの長話を楽しんでいる
「本当にそう思ってる?それなら、さっさと最初から奪っとけば良かったのにさ」
ポテチを頬張りソファーに横になるユイ。パリッとポテチの割れた音が電話越しにユラにも聞こえて、クスッと笑う
「ヒナタがダメって言うんだもの。仕方ないじゃない」
「それでもさぁ……」
不機嫌気味に返事をしていると、無くなってしまったポテチのおかわりを取りに、キッチンへ向かってく
「そんなことより、そっちでカグヤが現れたそうじゃないの」
「そうだけど、なんかあった?」
ポテチを食べ話ながら戻ってくユイ。電話越しに聞こえてくるユラの声は、何となくあまり良くなさそうな雰囲気
「アカリちゃんとヒカリにも会ったんだよね」
「……うん。そうだけど」
と返事をしながらソファーに座るユイ。電話越しではユラの困った声が聞こえてくる
「あまりよくないのよね。近寄らせないようにしてくれる?」
「ちょっと無茶なお願いすぎない?なにかあるの?」
ユイの質問に、話すべきかちょっとだけ悩み始めたユラ。返事を待っている間に、またユイのポテチをパリッと食べる音が聞こえると、ユラがちょっとテンション低めにユイの質問に答えた
「うん。カグヤの曾祖母さん、アカリちゃんの本の前の持ち主だったから」




