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これくしょんブック  作者: シャオえる


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37/85

真夜中の相談と悩み事

「アカリちゃん、大丈夫?」

「……うん。大丈夫」

 一緒にお風呂に入っているアカリとルカ。ずっと湯船に入ってボーッとしているアカリにルカが声をかける

「まだユイが言ったこと気にしてるの?」

 ヒカリも一緒に湯船に入って、のんびりと浸かりながら、アカリに話しかける

「そりゃあ、気にするよ……」

「私はこの世界を気にっているのに……迷惑な提案なのよね」

 二人が話してると、体を洗い終えたルカも湯船に入って、ちょっと狭くなった湯船の中で、みんなでふぅ。と一息つく

「……そういえば、ヒカリの願いってなんなの?」

「ヒカリの願い?」

「うん、まだ聞いてなかったから……」

 と話終え二人がヒカリを見ると、視線に気づいたヒカリが二人に向けて不敵に微笑む

「それは、本のページが全部埋まったら教えるわ。それよりも自分の願いを思い出しなさい」





「それでね、ママ。ちょっと無理そうなんだけど……」

「あらあら。困ったわね……」

 夜中、家のリビングにあるソファーでユラと電話で話をしているユイ。自分の部屋でミナモ達がベットを独占していて寝れずにいた。報告と時間潰しついでにユラとの長話を楽しんでいる

「本当にそう思ってる?それなら、さっさと最初から奪っとけば良かったのにさ」

 ポテチを頬張りソファーに横になるユイ。パリッとポテチの割れた音が電話越しにユラにも聞こえて、クスッと笑う

「ヒナタがダメって言うんだもの。仕方ないじゃない」

「それでもさぁ……」

 不機嫌気味に返事をしていると、無くなってしまったポテチのおかわりを取りに、キッチンへ向かってく


「そんなことより、そっちでカグヤが現れたそうじゃないの」

「そうだけど、なんかあった?」

 ポテチを食べ話ながら戻ってくユイ。電話越しに聞こえてくるユラの声は、何となくあまり良くなさそうな雰囲気

「アカリちゃんとヒカリにも会ったんだよね」

「……うん。そうだけど」

 と返事をしながらソファーに座るユイ。電話越しではユラの困った声が聞こえてくる

「あまりよくないのよね。近寄らせないようにしてくれる?」

「ちょっと無茶なお願いすぎない?なにかあるの?」

 ユイの質問に、話すべきかちょっとだけ悩み始めたユラ。返事を待っている間に、またユイのポテチをパリッと食べる音が聞こえると、ユラがちょっとテンション低めにユイの質問に答えた

「うん。カグヤの曾祖母さん、アカリちゃんの本の前の持ち主だったから」

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