表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これくしょんブック  作者: シャオえる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

26/85

初めましての挨拶は突然

「大丈夫かな?後でアカリちゃんのお父さんが来るって……」

 心配しつつも一緒にユイの家へ向かうルカ。まだまだ空を飛ぶのに不馴れで不安定なアカリのおんぶでユイの家に向かっていく

「大丈夫でしょ。アカリも元気そうだしさ」

 二人の隣でユイがアカリ達が地面に落ちないように、見守りながら飛んでいる

「アカリちゃんの部屋じゃ本が使えなくなったのよ。だから、私の家に来てくんないと」

「でも……」

「知りたいこともあるだろうしさ、ほらほら」

 ルカの背中を押して、早く行くように諭すユイ。そのせいで余計に不安定な飛行になりながらも、何とか目的地まで飛んでいく



「ここがユイさんのお家……」

「そう。こっちこっち」

 アカリの家から少し離れた一軒家に着いたアカリ達。一人先に、さっさと家の中に入ってくユイ。少し遅れて家の中をキョロキョロと見ながら、そーっとユイの後を追っていく

「ここが、私の部屋よ。何か持ってくるから待ってて」

 と、自分の部屋に招き入れると、アカリ達を残してどこかへ行ってしまったユイ。部屋に残されて戸惑いつつ、床に座って今度は、部屋の中をキョロキョロと見渡すアカリ達

「ねぇ、ヒカリは来たことある?」

「いいえ。でも、素敵な魔力のお家ね……」

 アカリに話していると、どこかを向いて固まるヒカリ

「どうした……の?」

 ヒカリの目線の先には、ドアの隙間からこちらを見る女性がいた

「あら、ユラ」

 リリが話しかけるなり、バンッと音をたて一目散にアカリとルカに抱きついてきた

「可愛いー!二人のとも名前は?」

 知らない女の人にテンション高く抱きしめられ倒れる三人。突然の出来事に起き上がれず戸惑う二人

「あの……どちら様でしょうか……」

 ルカが恐る恐る聞いていると、部屋の入り口に誰かが立っている

「……ママ、何しているの?」

 困った表情の二人の様子と女の人を見て、呆れた表情をしているユイがいた


「何って抱きしめてるの。可愛いわね。お母さんに似てよかったわね」

「……お母さん?」

 アカリがユラの言葉に疑問を抱いている間も、ユラはアカリとルカの顔を交互に見て、嬉しそうな顔になっている。抱きしめる代わりに今度は二人の手を取って、ぎゅっと力強く握る

「あなた達のお母さんの仕事仲間なのよ。噂には聞いてたけど、本当に可愛いわねー!」

「はいはい。どいてどいて。私は二人に用があるの」

 持ってきたお茶をテーブルに置いて、二人の手を強く掴んでいるユラの手を無理矢理ほどく。そのせいで、ちょっと落ち込んだ顔をするユラ。だが、二人の顔をまた交互に見て、ニッコリ笑い立ち上がると、部屋を後にしようとする


「ユイ。私もう仕事に行くからね。リリ。ユイのことよろしくね」

「もちろん。お土産もよろしくね」

 二人の会話を聞いたアカリ。ユラが部屋のドアノブに手をかけた時、慌てて声をかけた

「あっあの、仕事に行くなら、お母さんに会うんですか?」

 問いかけるアカリの顔を見て、ユラが何やらちょっと考えると、アカリとルカを見てニッコリ笑う

「残念。今日は会わないの。でも、会ったらあなた達のこと伝えておくから。ねっ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ