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オーランド系の彼らの星の話



「話を戻しますが、実は我々は、戦争は戦争として、ある意味、我々のテクノロジーの発展には大きな起爆剤であると言う、誠にもっていま考えたら、フシダラな考え方なのですが、物質社会=合理主義な世界観しか持っていなかったですから、戦争を止めると言う考えには程遠かったのです。


また、実は大分前に実験として我々と同じくらいの星を我々のテクノロジーで消滅させたことがあったのです。


勿論、その星は死の星でしたが、それでも我々の心には一生消えない罪悪感が刻印されたことは事実です。


多分、それは我々が我々に対しての究極のデモンストレーションだったのだと今はなんとなく分かります。


物質社会とテクノロジーの行きつく結果は、やはりと言うか、そこなんでしょう。


そして、我々にも薄っすらとしたモノでしたが、物質社会とは、テクノロジーとは大きく懸け離れた世界、精神世界、意識レベルの世界に目覚め始めたのです」







オーランド系はそう言って、一呼吸置いていた。


意識レベル?私にとっては江原敬之とか、三輪明宏等のスピリチュアルなイメージしか湧かなく、ただ黙って聞いている他なかった。


「質問ですが、いいですか?」


私がそう声を掛けると、オーランド系はゆっくりと私の方に顔を向け、静かに頷いた。


「意識レベルに、相当の時間を要したけれど、まあ、何でまた、合理性とは魔逆的な考えを意識しだしたんだろう?

地球では、その概念として、いくつかの宗教が表れて、結果的に宗教による争いや戦争が世界各国で行われてきたから、なにも、意識レベルを重要視し過ぎるのは、どうかと!」






「そうですね、初めに、意識レベルのことをお話しいたします。


所謂、意識レベルに対する気付きですよね?我々は貪欲に知識経験を積み重ねて行き、テクノロジーを飛躍的にアップし続けてきました。


それこそ、世界を上げてです。


それは、なにも、敵対する人同士、国同士の更なる攻撃や防御のための考えではありませんでした。


我々は、死の星とは言え、宇宙の摂理に対してやってはいけないことを、やってしまいました。


その烙印された罪悪感は、我々を今まで通りの戦闘気分には生涯させないと言う、


誓いみたいなものに変わり、反対に、我々は、ここから逃げることを必死に考えていたのです。」







「に、逃げるってことは、もうそろそろ自分の星が、環境破壊とか寿命とかで、おかしくなってきたから他の自分らが住めそうな星を探して、移住する為に、ってことですか?」







「環境破壊はまだまだ大丈夫でしたし、我々の調べた限りでは、あと100億年は我々の恒星が膨張することは無いとのことでした。それでも、我々の意識の中には逃げたい、と言う何になのか、何故なのか分からないけれども、突然?なのか、実は昔から徐々に植えられていた種が孵化して、成長するようになのか、すっかりと、囚われていったのです。勿論、それとは最終的にはリンクするのでしょうが、テクノロジーの更なる問題がありました。所謂、時間と空間への科学的アプローチです。


我々は、寿命が地球人に比べて長いとは言え、やはり、宇宙に開拓していかなければ、と言う宇宙大航海の概念も徐々にながら、しかし、合理的な精神によって構築されて行きました。


多分、その頃から、我々は一つとなり、いや、実は一つと言っても、テクノロジーに対しての方向性を考えると言う点で、各国が競争したり、秘密裏に他国を出し抜こうと言う考えでは、より早い成果は得られないことに、渋々、お互いが合意したと言うことなのですが、しかし、それは、新しい試みではありました。


合理性を追求する民族にとって、時間と空間を意識して把握すると言うことは、実に難しことでした。


特に男性にとって、目に見えない世界に対しての拒否反応は尋常ではなかった」





オーランド系はそう話し終えると、溜息をついたように、口から空気を出している格好をしていたが、無論、空気など出している訳では無く、ましてや呼吸自体、今考えると、彼らから見たと言う記憶も無かった。


彼らはハッキリ言って人間のようなものであり、影法師にしか過ぎないのだろうと思う。と言うことは、実際、最初に遭遇した池袋の百貨店で見た時のイメージ自体は、最初っから真実を見抜いていたのかも知れない。


彼らは元々、存在してはいなかったものなのかも知れないし、それとも実は地球が、生命が誕生した瞬間から、すでに近くにいたのだが、その存在を認識する者が圧倒的にいなかったから、彼らは、彼らを認識してくれるレベルなのか条件なのかが整った時に、見えるモノなのか、と、そんなことも頭の片隅で考えながら、オーランド系が、話の続くを話すのか、それとも、その続きをキャメロン系が引き継いで話すのか、私はただ、黙ってことの成行きを待ち続けていた。


「その頃からかしら、我々には男女の差が見え隠れして行きました。

この地球もそうでしょうが、それとも完全に違うのかも知れませんが、我々は基本的に男女の差など、あまりなかったのだと思います」


私の予想していた感じで、キャメロン系が、オーランド系から話の続きをバトンタッチされた感じで、話し始めた。



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