プロローグ
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古の石切り場跡
質のよい石はとうの昔に削りとられ、岩肌に苔が生えているだけの殺風景な景色が広がっていた。
だが夜は人気の狩場だ。
大勢のPTでごったがえす。
今は昼間なので、寂しい限りだ。
神聖騎士ジャンダル「しかし、何もありませんね」
と言って岩に腰掛けた。
盗賊ジニー「気を抜かないで、ジャンダル」
ジャンダル「はーい」
と言って役目済ましに剣の柄に手をかけるジャンダル。
ジニー「この辺でいいかな?サンチョお願いね」
お笑い芸人サンチョパンサー「ここはサンチョにお任せダスよ!」
サンチョは妙な踊りを踊り始めた。
サンチョパンサー「スタコラセーのヨイヨイヨイ」
ジャンダル「あー、イライラする」
サンチョの踊りに苛立つジャンダル。
彼女が腰掛けている岩が震えて動きだした。
ジャンダル「うわー」思わず岩から転げ落ちる。
アイアンマジロンが現れた!
アイアンマジロン:
夜行性で主食は鉱石。
守備力が高く、その身に剣を寄せ付けない硬い皮を持つ。
性格は獰猛だが用心深い、たまにマヒブレスを吐いてくる。
盗賊(♀)★★★「ジニー」のターン
ジニー「みんなよろしく!まずはマヒいれるわ」
スキル「先制の一撃(所持している武器で最初に必ずHP1ダメージを敵PT全員に与える)」
アイアンマジロンにHP1ダメージを与えた。
七支の短刀の追加効果発動!
追加効果:
アイアンマジロンはもう毒状態になった。
アイアンマジロンは睡眠状態になった。
アイアンマジロンは混乱状態になった。
アイアンマジロンは魅了された。
アイアンマジロンはマヒした。
アイアンマジロンはじょじょに石になっていく。
「よし、満点ね!」
お笑い芸人(♂)★★「サンチョパンサー」のターン
サンチョパンサー「ここはサンチョにお任せダスよ!」
スキル「てきとーな踊り(味方PTによい効果がつくor魔物を呼び寄せる)」
効果:魔物を呼び寄せた
アイアンマジロン2が現れた!
アイアンマジロン1はマヒしている。
神聖騎士(♀)★「ジャンダル」のターン
スキル「神の加護(守備力or魔法防御力orブレス防御or状態異常耐性のいずれかひとつ以上が味方PTに付与)」
効果:魔法防御力UP
ジャンダル「うわ、意味ないのついちゃった」
サンチョパンサー「ドンマイダスよ!」
職人(♂)★★「右甚五郎」のターン
「よろしく」
身を守る
防御した。
戦士(♂)★★★「ああああ」のターン
ああああ「・・・・・・・」
石切包丁(守備力判定をある程度軽減)でこうげき
HIT!
アイアンマジロン1を倒した。
盗賊(♀)★★★「ジニー」のターン
スキル「先制の一撃(所持している武器で最初に必ずHP1ダメージを敵PT全員に与える)」
アイアンマジロン2にHP1ダメージを与えた。
七支の短刀の追加効果発動!
追加効果:
アイアンマジロンはもう毒状態になった。
アイアンマジロンは混乱状態になった。
ジニー「すまん、マヒつけられなかった」
サンチョパンサー「ドンマイダスよ!」
お笑い芸人(♂)★★「サンチョパンサー」のターン
「今度こそサンチョにお任せダスよ!」
スキル「一発芸(効果は不明)」
効果:思いっきりすべった!
一番最後に行動するメンバーにターンを譲った
戦士(♂)★★★「ああああ」のターン
「・・・・・・・」
石切包丁(守備力判定をある程度軽減)でこうげき
HIT!
アイアンマジロン2を倒した。
魔物の群れを倒した。
ジャンダル「すいません、へっぽこで」
甚五郎「それをいうなら、俺なんか防御しかしてないぞ」
サンチョパンサー「ドンマイダスよ!」
ジニー「よし次だ!」
ALL「おー」
運営ナビ「クエスト終了です」画面に表示が出た。
ジニー「もう30分たったのか」
ジャンダル「ああああさん、すごいですね。アイアンマジロン膾きりだなんて」
ああああ「・・・・・・」
ジニー「結構倒したな、追加ボーナスもいただきね」
クエストスクロールを確認した。
特別クエスト:
アイアンマジロンを物理攻撃で3撃以内で倒しまくれ!
制限時間は30分、報酬は倒した数で上乗せあり
戦士(♂)★★★「ああああ」の郵便受けに届いていたクエストスクロール
最初は疑ってかかったが
戦士(♂)★★★「ああああ」の所に時々妙なクエストが舞い込むのは
これがはじめてではない
ジニー「辺境の王からの特別クエストか・・・」
そもそもアイアンマジロンは魔法防御力が低いので魔法攻撃で倒すのがセオリー
守備力が高いアイアンマジロンを物理攻撃で倒せというのが、普通のPTではやらない。
それに物理攻撃で3撃以内で倒せというのはまずクリア不可能な条件だ。
戦士(♂)★★★「ああああ」は限定解除(強さ)キャラなのでそれが可能だ。
どんな装備をつけてもダメージ上限があるので関係ないんだが、
例え初心者の剣でも1~2撃で楽に倒せるだろう。
訳がわからないが、美味しいクエストには違いない。
ジニー「よし、辺境の王都へクエスト報告に行こう」
ALL「おー」
跳躍スクロールを使い戦士(♂)★★★「ああああ」の家(辺境の王国の城下町)に到着した。
辺境の王国は他の王国より寂れている。
町並みも貧弱だし、市場も品揃えが悪い。
旨味がないせいか王は短期間で交代することが多い。
辺境とは言え「ああああ」の家は城下町の一等地、立地条件がいい。
駅近い、商店街近い、職業ギルド近い。
自分の家(3等地)とは大違いだ。
城下町を抜け、市場を抜け、王国の門に向かう。
門番「何用だ!」
ジニー「特別クエストをクリアして来た。クエスト窓口へ行きたい」
門番「通れ!」
クエスト窓口の受付にクエストスクロールを渡す。
受付「報酬を受け取るがよい。」
クエストスクロールをチェックする。
クエストクリア。
いつものファンファーレが鳴り、経験値とゴールドと宝石を受け取った。
サンチョパンサー「O2でした」おどけたアクションのサンチョ。
ジャンダル「うわー、すごい経験値!次のレベルまで・・・」
次のレベルアップに必要な経験値を確認しているジャンダル。
甚五郎「宝石はいい素材になるな」
宝石を手にとって確認している甚五郎
みんなのテンションもあがってるようだな、ここらで切り出すか。
ジャンダル「この後どうします?」
ジニー「ちょっち、提案なんだけどー。今度オフ会やらない?」
「ああああ」は無言でOKのアクションを繰り返している。
ジニー「あんたは参加でいいね」
ジャンダル「平日以外なら」
右甚五郎「昼間なら」
サンチョパンサー「OKだすが、時間と場所によりますだ」
妙なアクションつけて回答するサンチョ。
ジニー「時間と場所は後で連絡するからねー」
皆に手を振るジニー。
ALL「OK」のアクションをとる面々
ジニー「じゃあPT解散するねー」
皆の了承は一応もらったな。
これでこの状況から抜け出せるかもしれない。
俺は安堵のため息と同時にゲームを終了した。




