表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の彼女  作者: 優流
14/23

これまでの記憶とあり得たかも知れない思い出

楽しい思い出はたくさんあるけど、まだまだ足りない。













初めてのデートはお互い何をしたらいいのかわからなくて、とりあえずプリクラを撮ることにした。とはいえ、僕も流月さんもプリクラを撮るのは初めてみたいなもので、イマイチ勝手がわからなかった。落書き機能とか画像補正なんていう機能は昔の、それこそプリクラが出始めた頃には無かったと思う。だから、いろいろ適当にやって出来上がった写真は地味になってしまって、今度は綺麗に撮ろうって約束していた。そういえば、まだ撮りに行っていない。














カラオケにも行ったけど、お互いレパートリーが少なくて部屋にいた時間の半分以上が選曲と他愛もない雑談になってしまった。でも、流月さんは相変わらず歌が上手くて、次に歌う僕はどうしようもなく音痴だった。














何回目かのデートで流月さんのオススメでお店に昼御飯を食べに行った。地産地消にこだわった個人経営の小さなお店だけど、静かで、お洒落で、何より全国チェーン店のファミリーレストランなんかより段違いに美味しかった。感動ものの美味しさだった。夏休み中にもう一度行きたいな。














夏休みが近くなる頃、大学で試験やレポートを準備しなきゃいけなくなった。お互いにレポートを書くのは初めてで、クラスメートから助言を聞いたり、先生に相談しながら書き進めた。試験のほうはお互いにノートを貸して、足りない部分を補った。お陰で試験もレポートも危なげなく無事に終わった。この時期は毎日大学の図書館で遅くまで残っていたから、普段より一緒にいる時間が長かったと思う。

















普段の他愛もない雑談。




ドライブ。




映画。




カラオケ。




食事。




その全部が楽しい思い出ばかりだけど、まだまだ足りない。




今のところ喧嘩はまだ一度もない。ひょっとしたら、これからの交際の中で喧嘩は間違いなくあるだろうけど、それでも仲直りはちゃんと出来ると思う。どんなに腹が立っても暴力で捩じ伏せることもしないだろう。いや、絶対しない。












誕生日は一緒にお祝いしようと思ってる。プレゼントを贈って、一緒に誕生ケーキを食べたいな。もちろん、クリスマスも。流月さんはどんなプレゼントで喜ぶか、どんな顔で喜ぶか楽しみだなぁ。













まだ入学して半年だけど、卒業旅行は二人で行きたいって思ってる。そうだな、温泉がいいかな。それともどこかに観光に行こうか。今から楽しみだなぁ。














卒業して働き始めたら、場所によっては一人暮らしになるかも。そしたら、流月さんを呼んで、休日は二人でのんびり過ごそう。





























流月さんにその気があればだけど、僕は流月さんと結婚したい。


















大神とかあまり多くない友達と親戚と恩師を呼んで、チャペルで結婚式を挙げるんだ。きっと流月さんのウエディングドレス姿綺麗だろうな。



















いつか僕と流月さんの間に子供が出来たら、たぶん女の子だと思う。なんとなく男の子っていうイメージが浮かばない。でもまあ、どちらでも二人で愛情いっぱい注いで、幸せに暮らすんだ。













そのうち恋人を連れてくるかも。「娘はやらん!」とか言ってみたいな。

















気が早いかな?











































いや、もう遅いか……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ