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「くそ落とされたああああああ!あのくそ神があああ!」
転生させてもらったとたん上空から落とされる。
「転生直後に死亡エンドとかふざけんなあ!」
空から真っ逆さま。
「でも、コレがあるなら何とかなるか?」
そういってレッグホルスターから銃を取り出す。
そしてそのままトリガーを引くが…
「やばっ!マガジン違うじゃん!」
違う術式の入ったマガジンであったため、あわてて入れ替えようとするも…
「くそっ!うまく入らねえ!」
風圧で先端がぶれ、なかなか入れることができない。
そしてそのまま…
ドォンッ
そのまま落ちる。
モクモク・・・
「痛てててて。骨よく折れてないな。絶対に死んだと思ったのに。」
頭をかきつつ平然と立つ。
「くそ!一回でいいから骸骨神を分解したほうがよかったな。」
イライラしつつつぶやく。
「ん?なんだろ?」
自分の耳に何かの獣のものと思われる唸り声が複数と、誰かが武器をふるう音が聞こえた。
「見に行こうかな?」
そして走り出す。
数秒後…
「へー。やっぱり異世界なんだな。ここ。」
目の前では一人の剣士が5,6匹のゴブリンのようなものに襲われているのを見た。
優斗はどうする?
逃げる
戦う
→見学する
「見学しておこうか。」
「ちょっと!そこの人危ないよ!早く離れて!」
「じゃあここから見てるね~。」
関わる気ゼロ
だったけど…
「ガアッ!」
なぜかこっちに2,3匹ほど襲い掛かってきた。
ブチッ
前言撤回。
優斗はどうする?
逃げる
戦う
見学する
→ガンガン殺ろうぜ!
「ケンカ売ってるんだよな?死にたい奴からかかってこいよ。」
「ちょっと!武器もってないじゃない!無理よ!逃げて!」
「やーだね。どうせならこいつら殺してからにする。」
話しかけてきた剣士の人にテキトーに返事しつつ、トリガーを引く。
今回選んだマガジンは身体の硬化がメインの術式。
対象をひじから先に設定。
そしてもう一つのほうには強化の術式。
対象は両腕と両足の筋力。
「ブッ飛びやがれえええええええええええ!」
ドグシャアァ!
頭蓋が砕け散り、かなり精神衛生に悪い光景を作り出しながら飛んでいくゴブリン×3
「キショオオオオオオ!なんだこれ!キモイ!グロい!最悪だこれ!」
両手をゴブリンの血液やその他の体液で汚してしまい、思わず叫ぶ。
「あー気持ちわり―。最初からこっちにすればよかった。」
トリガーを引く。
今度はより大規模な術式。
指定範囲の地面を改変する術式。
つまり・・・
岩で串刺し。
「もっとグロイ!」
再び叫ぶ。
「最初からこうしておけばよかった。」
大人しくデバイスを使って塵に分解する。
あっけないほど簡単、そしてクリーンな倒し方だった。
「あ、あの。ありがとうございました。」
「ん~?」
振り向く。
するとそこには…
「女ぁ!?」
美少女剣士がいた。