~人物紹介~狂った薬屋編
太陽が丁度反転してーー日本。
とある田舎の湊町にその部屋があった。
「…………そろそろ、仕事でしょうか」
まるで、陶器人形の様な美しさを持つ"彼女"はそういった。
部屋には彼女以外誰も居ない。
彼女も、答えを求めては居ないようだった。
それはまるで「お伽噺の女王様」の様であった。
彼女を至高とし、孤高とする彼女を護る砦
それがこの屋敷なのかもしれない。
あるいは、この町が。
彼女の名前は「狂った薬屋」。
職業、
麻薬流通組織の総元締――――
「さあ……参りましょうか」