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インドア派は蝉の抜け殻を見ない

作者: 猫舌威
掲載日:2026/08/04


なんか詩的な?タイトルになりましたが、そんな深い話ではないです。


7月下旬、相方と地元の音楽フェスに行きました。

会場はコンクリートの埠頭の上。270°海! という場所です。私は2度目、相方は初フェスで、大変楽しい時間を過ごしました。


駐車場へ戻る道は、朝歩いた道をちょっと外れて漁港の中を突っ切るルート(近道)。

暑すぎず風もあり、「ちょうどいい天気だったね〜」「でもこのあとひと雨くるよね」などと話しながら、ふと、

「今日、虫もいないね」

という話題になりました。


いくら海とはいえ、蚊とかアブとかいても不思議でない場所です。まぁいなくていいんだけど。


相方「そういやネットでさ、田舎の子供の遊び! ていうの紹介してて、蝉の抜け殻集めが1位だったのよ」

猫舌「へ?」


ふたりの頭に疑問符が浮かびます。


「しないよね?」

「どこの田舎の1位?」


うちの県が殿堂入りレベルの田舎である自信はあるのですが、ふたり共、経験がありませんでした。

百歩譲って蝉集め? 蝉取り? ならまぁわかる。

蝉の抜け殻集め……?

更に、もうひとつの疑問が。


「そもそも蝉、見たことないよね?」


声は聞きます。蝉しぐれというやつ。

我が家の場合は東がすぐ山、西がすぐ海なので、東側からだけ雨のようなジジジジジジジーワジーワジジジジジジ……が聴こえてきます。が。

相手は山です。いったい誰が、どの木に蝉がいると探査できるのでしょう。

この千本桜の億の花弁の、いったいどれを支配する気だ? です。

(台詞確認しようと思ったら、破面編全部姪っ子にレンタルしてるんだった……)


蝉の抜け殻集めは、ひょっとして、その山に挑む者の心のオアシス的なアレなんでしょうか。

坂を登った先に、ふと咲いているカタクリの花……みたいな。


それとも、公園でやるものなのかしら。

どの木にも蝉がいるわけじゃないだろうから、木にも詳しくならないといけないと思われます。

例えばクヌギとかコナラとか。

かのPENICILLINの名曲『男のロマン』にもあるように。腐った木や倒れた木に……あれクワガタだけどな。

その木の根元に、きっと抜け殻は落ちているのでしょう。


『集め』の部分に突っ込むのは野暮というものですね。コレクター魂は、蝉の抜け殻とビックリ◯ンシールを区別はしないでしょう。


考察の結果、蝉の抜け殻集めができる田舎とは、殿堂入りレベルの田舎ではなく、子供が足を踏み入れやすい場所に蝉が好む木がある、安全な公園等がある田舎、ということになりますかね。


我が家の周りにはないな……公園=山の裾野だからな……


というか蝉の抜け殻を集めに外で遊ぶことを私たちがしていたか、というと。

そもそもふたり共インドア派なんで蝉どころか(笑)


相方「保育園の子供も、虫さわれない子増えたねー。(←保育士さん)かと思えば、紙コップにダンゴムシ集めて見せてくれる子もいるし」

猫舌「何そのミニ蠱毒w」


果たしてこの子たちは、蝉の抜け殻を集めてくれるだろうか?


そうしたらつい先日。

夕飯の洗い物をしてたら、網戸に見知らぬ虫影が……

え、蝉ってこれじゃない……?

モノ消しくらいのサイズの……ピースサインの指くっつけて下向きにしたような羽根の。


えっ初めて見た蝉! 本当にそんな羽根なんだ!

……いやお前1週間しか生きないのに、うちの網戸で貴重な時間を費やしてんじゃないよ!

もっと有意義にお過ごしなさい!

樹液のとこ行きなさい!

と、母と説教(母も初めて見た。山育ちなのに)してたら、ちゃかちゃか上に登ってどっか行きました。


生きたくても生きられない人たちがいたんだから、1週間の命を私の前で散らさないでくれよ。

とか思ったり。


初めて見た蝉が腹側って、レアだけど何か違う気がする(笑)


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― 新着の感想 ―
歌ってしまう、歌ってしまうじゃありませんか! だからそれクワガタだって。 セミの抜け殻は、近所のお寺の境内の木の幹でよく見つけましたね。本体より抜け殻の方が好きでした。ちょっと半透明でぐしゃっとつぶ…
楽しく読ませていただきました! 私は平野部の米農家で育ったので「セミの抜け殻集め」が夏の定番でした! 実家の庭にはいろいろな植木があって、木はもちろん、石灯籠や自宅の外壁にも抜け殻がよくくっついて…
セミの抜け殻なのですが、まず地面には落ちてません。幼虫で地中で2~7年過ごしたのち(セミの種類によって異なる)地上にでてきて、体を支えられるくらいの安定したところにつかまり、羽化。この時軽く掴まるだけ…
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