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黒鳥奇譚  作者: ヤマトゥー
始まりの羽ばたき
6/20

「勧誘と誘惑」

GW毎日投稿したかったけど初日からムリだった。

 廻が学校の化け物を倒した日から9年前


 「どうぞこちらです。」

 窓が黒く覆われているワゴン車から15歳ぐらいの少女がで降りてくる。

 「ここ?()()()()()()()()。」

 時々一般人でも()()を倒すケースはある、それだけだったら私が派遣されることはない。

 だが今回の場合は、

 「そうです。“鴉”による討伐の可能性があります。もし鴉の能力を持った民間人がいるならば非常に危険です。」

 「烏魔人うまじん事件ねー」

 私はよく知らないが30年ほど前にあったらしい。なんでも鴉を操る能力者が…

 と、そんなこと考えながら雑木林を抜けると、黄色い線で犬型が象られている広場に出た。

 「タイプA、ビースト型で間違いないかと。」

防護服を着た男性が軽く説明しながら書類を渡してくる。

「どーも」と言いながら受け取り、ペラペラとめくりながら目を通す。

 「本日は貴方、一条いちじょう 翠綺すいき殿の任務はまず()()()の痕跡とそれから能力者を特定することです。」

 正直面倒くさい、単純に魔物を倒す任務が楽でいいのだが、そうワガマガも言えない。

 「確かに獣特有の空気と魔力が充満している、そして」

カラスの羽。

 「だが能力で出した、というよりただ魔力を固めて出した、という方が正しいのかな?まだ6、7ぐらいの子供が出したんだろうな。」

 うん、今はまだ大丈夫だ、また9年後ぐらいに迎えに行くよ。

 私は後ろを向き、帰ろうとする。

 それを慌てて止めにくる防護服の男性。

 「ちょっと、まだ能力者が明確に判明してないじゃないですか!」

 「いいの。それに面倒くさくなった。」

「そんなテキトーなー」と声が聞こえるがキコエナイキコエナイ。

 それに、この能力を持ってるということは、残酷な運命を持ってるということなのだから。

 私たちが欲している物を手に入れるのはなかなかに難しい。それを持ってるのは子供だけだ。

 しかし、それを持ってるはほんの一握り。今までに沢山の子供に声をかけてきたが一人もいない。

 「君、素晴らしい()を持ってるね。」

 最初に能力があるか、それだけで殆どの子供が振るいに掛けられる。

 だか、その点この子供はクリアしている。

 「その力を使ったことはあるかい?」

 ウン、とその子供は首を縦に振る。

 「普段から?」

 ウウン、今度は横に振る。

 「なぜ?なぜその力を使わない?」

 「パパとママが怒るから。」

 「悪い事だと思うかい?」

 ウウン、今度も横に振る。

 決まりだ、この子には善悪がない。そうだ良いぞ、最後だ、これに首を縦に振れば…

 「君はこの力を使いたいかい?」

 ウン。

 「最高だ。君、名前は?」

 「宇留間うるま 屍羅しら

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― 新着の感想 ―
[良い点] だんだんおもろくなってきとる [一言] 続きはよ
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