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黒鳥奇譚  作者: ヤマトゥー
始まりの羽ばたき
3/20

「血まみれ」

 高校の最寄駅で下車して、高校に向けて歩く。幸い、駅から高校まで徒歩10分もかからない。いや、もうこの際10分だろうが20分掛かっても遅刻は遅刻だな。

「なんで休みの連絡を入れなかったのだろう、休みでいいやん。」

 どのくらい怒られるのだろう?単位はどれほど落ちるだろう?

そんなことを考えているうちに高校に着いた、着いてしまった。

 だがそこで違和感を覚えた"人の気配を感じない“。

 生徒は帰ったとしても教師がいるはずだ。窓からは何も見えない。

「カァ」カラスがなく、この声は[不吉なことが起きる]時の鳴き声だ。

 ここで何もしなければ何もない。そして堂々と玄関から僕は校舎に入った。

 だが、入った途端に静かな理由がわかった。生徒は見るも無惨な姿になっていた。血のプール、臓器の塊、もはや肉ですらなく、ミンチを通り越して液体になっていった。そして血で着いた足跡、軽く見ただけで人間の顔ほどある三本指の、恐竜の化石みたいだ

一瞬、あの森で遭遇した化け物が頭に浮かんだ。

そしてその足跡は階段へと続いていた。


これは僕の手に負えない、警察に通報すべきだ、そしてスマホを取り出して110番にかけた、だが僕はしくじった

外に出てすべきだったコール音で"元凶“に気付かれてしまった。あり得ない速度で階段を降り、その巨大を顕にした。

 


文字数が多い時と少ない時の差がすごいです。

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