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黒鳥奇譚  作者: ヤマトゥー
始まりの羽ばたき
2/20

「 森〜forest〜」

 そう、あの時は確か、確か僕が6歳の時だった。あの時もいつものようにカラスと遊び、そして付いていった、そしてあの森に迷ったんだ。



 「はぁはぁはぁ、ここはどこだっけ?」

と、答えが返ってくるはずもないのに問いかける。

いや、あの頃の自分ならカラスが答えてくれるかもと思っていたのかもしれない。

だが、移動しているわけなので必ずどこかに着くはずだ。

 この時僕は変な木を4本見た。

 新しいの影が色々な動物に見える木、枝が渦を巻いてる木、その木だけ雲が掛かっている木、そして………

 バサバサバサ、一つの木に大量に止まっていたカラスが一斉に飛び立った。

 その姿は真っ黒な塊が飛び立ちあの頃の僕は怖かった、

そして泣いた、だがその泣いたことを僕はとても後悔している。

 「ガルルル」

僕が泣いたことによってオオカミに見つかったのだ、

いや、オオカミの形をしているがオオカミでない、耳まで裂けた口、右目だけ赤く、ところどころの骨があらわになった異形の"化け物“。

 遠吠えをして僕に襲いかかる。当時の僕にそいつを倒す術はない、ないはずだった。

 だがその時、いつものようにカラスが現た。タイミングがいいというか、自分の体から出てきたようにも見えた。

 そのカラスは化け物に普通ではあり得ない速度で体当たりしたいった。

 化け物は前脚、頭、尻尾、胴体とバラバラになった。

 そしてカラスはトドメと言わんばかりに心臓に噛みついた。

 僕は訳がわからなかった。いつものようにカラスと遊び、そしたら変な森に迷い込み、恐ろしい異形の化け物に襲われ、出てきたカラスが化け物を倒した。

 一体あれはなんなのか?今もまだわからないままでいる

 

「…ン!コン…!コンコン!」

(何か…窓ガラスをつっつく音が…)

懐かしい出来事を夢で思い出した。

カラスが起こし来なければもっと思い出しただろう。起こしに来る親もいない。

気づいたら一人で暮らしている。

 だが思い出に耽っている場合ではない。何故なら高校初日の入学式に遅刻したからだ。高校から貰った予定表では[9:00入学式開始]なのに9時に起きる、       これが廻クオリティー。

 バスで何分だろうな

 そんなことを考えながら支度をし、電車通学であることを思い出す。

 できる限り早く準備して、9:15に出発、が駅に着いた瞬間乗るはずの電車が出発する。

[目の前で乗るはずの電車が出発する。]かなり屈辱的だな。

 なので、乗るのは9:30の便に乗るはずが10:00の電車に乗って10:30に学校の最寄駅に着いた。


前回の話バトル要素ねーじゃん! て思ってる方昔のジャンプみたいなこと言ってますね。すいません、今回はバトル要素?ありです。

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