「魔人〜secret agent」
はたまた期間が空きました。受験が近い証拠です。
(なるほど、魔物になろうとも所詮馬は馬。まさに馬鹿だ)
魔物はトリッキーな動きで翻弄するも、魔力で眼を強化すれば簡単に追える
なんなら“烏の眼”でゾンビの動向を見る暇もある
(まあそろそろいいか…。瓦礫も丁度いいとこにあるし)
お互いの攻撃は簡単に見切られる
でもこれで俺の勝ちだ
俺はヤツの真正面に立つと、全力で振りかぶる
それを察知し背後に跳ぶ魔物、しかし着地した所は細かな瓦礫の不安定な足場
さらに魔物の左右の眼に映るのは黒く、巨大な塊
一瞬でそれを「ニンゲン、能力、“烏”、大量、ダメージ」と判断したのだろう、ジャンプできないから魔力で体の両側を防御する
それだけでは“俺の策”は終わらない、一匹、赫の烏を召喚して、真正面から突撃させる
(こいつは知らないはずだ、赫いがダメージがデカいってことを!)
ヤツは左右からの攻撃に備えるも、いつまで経っても衝撃は来ない
(おかしい…)と気が緩んだ次の瞬間、赤い光とダメージが身体を駆け巡る
ヤツは身体中から流血しながらコンクリートの壁を突き破り倒れる
「お前は馬だ。だから左右ははっきりと見えないはずだ」
僕は能力を解除しする
草食動物は肉食動物に捕食されない為に視野が広くなる
しかし「何が近づいてきている」さえ判ればいい。つまりくっきりと見える範囲は小さい
「僕が烏を左右に出して、羽を散らしながら戻す。そうすれば大量の羽が、3、4羽の烏に見えたんだろうこの暗い所で、ぼんやりとしか見えない眼なら当たり前だ」
ジャンプできない所に誘導→左右に大量の羽を散らす→前には“赫の烏”を召喚し突撃させる→赤いヤツの方がダメージが大きいことを知らない→左右だけガード→大ダメージを負う
我ながら完璧な作戦だ
「あちゃー、少し遅かったか」
床がぶち抜かれ、地下駐車場まで直通になった所を環が降りてくる
「残念ながらね」
「………でも仕事してないわけじゃない、ゾンビが出てきただ、…ッ!」
「うー〜うぅ〜」
「こんなふうにか?」
「…そうだね…、じゃ、やりますか」
雨のように一匹二匹〜とゾンビがどんどん落ちてくる
「烏“赫”」
「“INDIVIDUAL RED”」
*
「そっちは片付いたかしら?影斗」
「なんとかな…それよりコイツら、腕に握り痕が付いてるぞ。左手だ。左から順に小指、薬指、中指、人差し指、親指…なぜ?」
「それが能力の発動条件なんじゃない?………それよりも」
「あぁ、明らかに…ゾンビじゃない奴がいるな」
さっきから異質な魔力を漂わせる存在
人間と魔物のもつ魔力には少し違いがある
“魔力を生成する”それは特別な能力であり、ごく一部の人間と魔物しか持っていない
人間は生まれつき、しかし魔物は魔力にあてがわれ突然変異を起こした野生動物がなるものであり、そこに違いが生まれる
しかしいま、あの角に隠れているヤツは人間の魔力、魔物の魔力、両方を漂わせている
周はおもむろに一番殺傷力が高そうな尖った瓦礫を拾い、警告を発する
「そこの誰か!両手を挙げて出てこい!少しでも怪しい動きをしてみろ、既に軌道は出来ている!」
「………」
「返事しろゴラァ!」
ピンッと張った空気、その静寂を切り裂くかのように周が投擲した瓦礫は弧を描く
しかし「ガキィン!」と金属の鈍い音を皮切りに、再び静寂が満ちる
「…は?」
ありえない、
今まで人間と魔物の魔力が半々だったのが、魔物の魔力が少し多くなる
「…うッ、…こい、出てこいコノヤロー!」
「待てッ!周!」
周は異質の気配と緊張に耐えられず、影斗の制止も耳に入らず、大きく前に出てしまう
周は落ちている先の尖った鉄パイプを握り、パイプの軌道を作る
一度軌道は上向きになり、頭を狙う、と見せかけそこから下に向かい心臓を突く、フェイントを入れた完璧な軌道。
それをあらかじめ作っておけば、自動で攻撃を行う
(タイミングは一瞬ッ!準備は出来てる)
後、3歩2歩…1歩と近づいていく
(今ッ!ココ!)
準備は完璧だった。周の能力は中距離も近接も可能である
しかしあくまでそれは近接に応用できるだけである。さらに周は女性であり、身体能力は高くはない
「…クッ、グハッ!」
「あ…、あぁ………」
角から少し、やつの姿が見える。
ヤツの手のには弧を描いた、日本刀のような剣が血を滴らせている
形は日本刀なのだが、刀身はまるで骨のような、化け物のツノのような刀身が赤く染められ、歪なオーラを纏っている
(怪我、出血、…死ぬ…!、周を!)
「“影”ッ!周を連れてこい!」
影斗は“判らない”という恐怖に怯えながらも、断片的な思考で自分のやるべきことを決める
自分の能力を発動させ、黒い人影が駆け出す
しかしそれも“壊される”
(“影”を風船みたいに膨らませただけだから脆いのは承知してる…だから、狙いはこっちだ!)
ナゾの人物が周にトドメを刺そうと剣を振り上げたその時、奥でネズミの影が膨らみだし、その大きさは人の3倍にもなった
「チュウー!」
けたたましく鳴き、すぐさま攻撃を始める
コレくらいデカくなれば、有名なロボットがネズミを嫌いになるのも納得だ
巨大ネズミが鋭い前歯を光らせ、腕に噛み付き、両手で肩を押さえつける
大きさからして、パワーが強いのは明白だ
ヤツは体勢を崩し、その隙に尻尾を使って周を弾き飛ばす
宙に舞う彼女を、腕だけを“影”で出し、使って優しく受け止める
「…クッ…ソ痛かったけど…感謝してや…る」
「いいから喋るな!」
体勢を崩した魔人にネズミは更に体重をかける
しかし、魔人は本気など出しておらず難なく横にすり抜けてしまう
全体重を掛けていたネズミはそれに対応できず、「ベタン」と床に這いつくばる形になり、ズバッ!と一刀両断されてしまった
「…フッ」
ついて消えてを繰り返している蛍光灯により、魔人の姿が少しずつ見えてくる
黒く、禍々しい鎧で全身を纏い、目を赤く光らせてる
噛みつかれた腕に魔力を集中させ、血を止め、肉を再生し、皮を再生させ、鎧を再生させる
みなさん、「ガンダムGQuuuuuuX」もう観ました?私は観てないです。いやーでも観たいわー!主人公のキャラデザはそんな好きじゃないけど…(目がデカすぎない?)
ではそんなガンダムGQuuuuuuXの私が公式PV見て気づいた激アツポイントを紹介!
(ネタバレを含みます)
その1、作画がエヴァの会社
その2、主題歌が米津玄師、「Plasma」。普通に好き
そしてこれが一番やばい!その3、ガンダム知ってる人ならみんな知ってる、◯ャー・アズナブル(?)が登場!しかし、PVには赤いザクじゃなくて、赤いガンダム!こっコレは…!
アマプラで配信されたら観よ。それではまた次回(⌒▽⌒)




