「風と翼〜combination」
流石に3話連続でバトルなしはヤバかったか
「なんで魔物を収監してるんすか?」
「実験、とかあとCランク以下は実習生の練習に使われる」
僕と龍美先生は廊下を駆け、現場に向かう
段々と爆発音や建物が崩れる音が近くなり、魔物の位置が近くなるのを感じる
「いた!」
烏を出して特攻をさせ、後に続くかたちで飛び膝をくらわせる。
烏の体当たりは避けられてしまったが、それを見越して放った飛び膝蹴りは、見事にクリーンヒットして魔物は2,3mは吹っ飛んだ
そして今気付いた、軽く跳んだだけなのに5mは前に進み、速さも尋常じゃない。
「もう魔力操作のコツを掴んだか、重々。でも今のは不意打ち、こっからが本番だよ」
(おかしい、本当にコイツBランクなのか?あの飛び蹴りに耐えてる、Bにしてはタフすぎる。廻はまだ魔力量を見極められるほど上達してないが、Bにしては魔力量が多すぎる、コイツまさか………?)
立ち上がる魔物の下半身は蛇になっており、腕が六本、全身青黒く毒々しい色合いだ。
「ギャーース!」
ヤツは奇声をあげ、凄まじい速度で迫って来る。
僕は間一髪で右に転がり、烏を出してヤツの頬をかすらせる。
(これで怯んだはず!後は渾身の一撃を叩き込めば!)
しかし、ヤツはなんともなく尻尾を動かして身体を締め上げて、自由を奪う
ヤツは頬を膨らませて、ぷっ!、と紫の毒液を吐き出す
(ヤバ!死ぬ………)と目をつぶるも、液が顔にかかることはなかった
凄まじい風が吹き、毒液が壁にかかる音で俺は目を開く
さらに僕を縛っていた尻尾の力が弱まり、簡単に抜け出す
「ぎぃーーァー」
尻尾と腕が二本切り落とされており、血が流れている
横を向くと龍美先生は剣を抜いていて、血が滴っている
「最後まで諦めるな!だが、Aランク相手によくやった上出来だ。立って」
剣を握っていない左手を差し出してくれて、それを掴んで立ち上がる
「私の能力は"風”。援護してあげる、好きに闘いな」
「おす!」
また毒液を吐き出すが、今度は軽く回避できた
その隙に懐に潜り込み腹に一発
そのまま左半身を自分で、右半身を烏に抑えさせてもう一羽に首の右側を引っ掻かせる
その首からは紫の毒液が流れる
「さっき見えたんだよ!オマエの毒液は喉の毒袋で作られてるんだろ?」
その予想は的中し、どれだけ近づいても、もう毒液を吐かなくなった
後は単純なフィジカルで圧倒すればいい、ラッシュを叩き込み、勝負はついた
吹っ飛ばされた魔物、しかし最後の力を振り絞り逃げ出す
尻尾はなくとも残った腕を使って素早く逃げ回る
「先生!風!」
烏を6羽出して肩を掴ませ、少し宙に浮き、更に先生の風に乗る
(あとヤツまで、5…4…3…2…ここ!)
僕はスピードを殺さないように地面を蹴り、そのままさっきと同じ飛び膝蹴りを喰らわす
さっきと違うのは………
「重さもスピードも、さっきとはレベチだぜ!」
顔がぐしゃぐしゃになりながら、壁に天井に床にぶつかりながら10m吹っ飛ぶ
(これで立ち上がったら流石に私が出るしかないな)
と龍美は考えたが、その心配はいらなかった
「ところで先生さっきB、ランクだから倒しに行こう、て言ってたけどAランクってどう言うこと?」
「ああ、それはねー、…知らない!」
よくあるてへぺろだが、顔が顔なだけに凄まじい威力を誇るのだが、もう体力が限界だった僕は…
「しっ、かり…してくださ‥い…」グゥーグゥー
倒れこむ僕を先生は抱える
「今度こそおやすみ」
(しかし、殆どの人員が出払ってるタイミングでランク詐称の魔物の脱走………ハァー)
廻には「おやすみ」を言ったが自分にはまだ「おやすみ」を言えない事を予想すると憂鬱になるのだった
*[一方翠綺は]
「なんかBランクとか放送あったのに、アレはどう見てもAランクだ」
翠綺は空気の能力を使い、蜃気楼や屈折を使い、現場をリアルタイムで見ていた
「だが、龍美と廻が向かってるしアレは問題ない。となれば私が行くべきは、放送室かな」
実は放送室にはA,B,C,D,のボタンがあり、押せばそれ専用の放送が流れる仕組みなのでただの押し間違えもあるけど………
現場に着くと予感は的中し、少し争った形跡が見られる
「ガサ」
少しの物音を逃さず翠綺は能力で空気の刃を作り、容赦なく首をはねる
今のは魔力操作を粗くしたし、少し`タメ’を作った
これを避けれないとなるとただの捨て駒なのかもしれない
しかし、近づいて確認すると、攻撃したのはゾンビになった事務員だった、事務員はこの業界の事情を知ってるが、無能力者の人たちだ
一方的にやられたのだろう
最近ゾンビの能力が出てきているが治療法は見つからない
能力をずっと発動し続けているとは考えにくいから一度ゾンビにしたら戻らないのだろう
無能力者を良いように捨て駒にする
「人をコケにしやがって」
いやでも成長しましたよ、千何百文字とかで投稿できるようになったんですから。最初の頃は2、3百文字とかで投稿してきたんだから、それに配列とか、もー読みにくい。
………え?まだ少ない?




