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転移国家日本  作者: 狐ン
第二章
20/27

ミルカラントの戦い

大陸歴4215年10月2日午前1時 連合空軍リンカルスク基地

 「隊長、全装備の点検が終わりました。第501航空隊、及び第7空挺団、いつでも行けます!」

 深夜、空煌々とライトに照らされた空港内の格納庫で、準備を整えた隊員が整列している。彼らはこれから、ミューレ帝国の帝都、ミューレスカを制圧し、皇帝を交渉のテーブルにつかせるする事になっていた。


 「我々の任務は、ミューレスカを制圧し、皇帝を日本との交渉のテーブルにつかせる事である。くれぐれも、民間人に被害が出ないようにしてくれ。」

 隊長の話が終わり、隊員達が乗り込んだ20機のFH-47と、10機の輸送機は、轟音を立てながら離陸し、ミューレスカのある西を目指して飛んでいった。





 トルキラーンの空戦から2ヶ月の間、日本とミューレ帝国の間に大きな戦闘は無なかった。これは、ミューレ帝国が日本を攻める前線基地である、リンカルスクとトルキラーンがその機能を失った事と、海軍が大損害を受けた事が原因である。


 一方日本側にも、すぐに反撃に出られない理由があった。先の戦闘で備蓄弾薬が少なくなっていた事。早期の戦争集結の絶対条件とされたミューレスカ占領の為には、航空機の航続距離が足りなかった事だ。その為、政府はリンカルスク市自治組織と交渉を行い、リンカルスク空港の大規模改修を進めていた。そして、滑走路の補強が終わったタイミングで、攻撃を決定したのである。





同日 午前5時 ミルカラント市

 東から太陽が上り始め、人々が起き始める。いつもと変わらない日々が続くと思っていた住民たちは、すぐにその考えを改める事になる。


 「おい!空の高いところ、東からなにか来るぞ!」

 始まりは、街の外れにある基地の監視塔にいる兵士の一言だった。その言葉を聞いた司令官は、閉じかけた瞼をなんとか開けながら、竜騎士隊に捜索を命じる。だが、内陸部の基地特有の何処かのんびりとした雰囲気は、一瞬で変わることになる。


 「報告します!探索にあたっていた竜騎士隊が全滅しました!敵は、光の矢のような物で攻撃してきたとの事です!」

 その言葉に、司令官は一気に目が覚める。

 「敵は東から来たと言っていたな!竜騎士隊を全て出動させろ!まっすぐ行けば、帝都についてしまう!」

 

 司令官の命令によって、200騎以上の竜が空へと飛んでいく。その間に、敵騎は街のすぐ近くまで迫っていた。


 竜は敵騎に対して火球を吐いてはいるものの、最高で4千メートルまでしか上がれない竜に対して、敵騎は8千メートル以上というあり得ない高度を飛んでいるため、射程1キロ程の火球では到底届くはずもなかった。


 そして、それをあざ笑うように敵騎は一切の攻撃をせず、竜騎士隊の上を飛んでいく。しかし、基地だけは見逃さなかった。敵騎の腹から落とされた何かは、正確に基地を狙い、壊滅させていった。ミルカラント基地が未確認騎の『フン』によって壊滅した。一見すると意味のわからないその報告はすぐに帝都に届けられる事になる。


 リンカルスク空港を飛び立った連合空軍の部隊は、ミルカラントの基地を攻撃し、そのまま帝都を目指していた。

相変わらずの文章力……。そのうち書き直します。


政治関係の話にしたくないな〜と思ってなかなか書けませんでした……。

この物語はフィクションです。

高校生がケモミミ幼馴染とイチャイチャできる世界の下地を作るお話です。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] >隊長の話が終わり、体育着達が乗り込んだ20機のFH-47と 隊員達 でしょうか? [一言] 作者は、「たい」まで入れると予測変換で体育着になっちゃう年代、もしくは教師か:-)
[一言] おほー!待ってた!超待ってた!
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