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やはり教師は向いてない  作者: 分福茶釜
7/10

給食

しばらくの間は国語と算数を中心に授業をしてほしいとの事だったので、とりあえず算数からやってみることにした。



「この問題わかる人?」

「はーいっ!」全員の手が挙がった。

「よし、じゃあアリン」

「答えは4です。」

「お、せいかーい。ナイス!この問題あってた人、手挙げてみて。」すると全員の手が挙がっていた。

この世界の子供たちは勉強に対してとても熱心で理解力もある。


「全員正解!おめでとう」

「やったぁ!」とアンが喜んだ、そしてそれと同時にぐったりと机に伏せた。

「あー疲れたわぁ」とクリスもしんどそうだった。

「よし今回の授業はここまで!次は待ちに待った給食だー!!」

「はーい!」とみんな楽しみそうな顔をしていた。


「よし、じゃあラン!今日のメニューを読み上げてくれるかな」

「今日はカレーとフルーツポンチです!って何ですか?」

「カレーは給食の代名詞と言っても過言ではないよ。とてもおいしいよ!」この世界にはもちろん給食も無ければ日本で食べられているものも知らない。ティナの提案で給食が導入された。


「それでは、いただきます!」

「いただきます!(一同)」俺は初めてカレーを見るみんなの反応を見て楽しんでいた。スプーンですくってみたり、匂いを嗅いで見たり。

そして初めに食べたのはランだった。そして一口食べて...


「...ん!!」

「どうだラン、まずいか?」

「めちゃくちゃおいしいです!」それを聞くとみんなも食べ始め、もりもり食べていた。

俺からすればなんでもない給食のカレーだけども、彼らにとっては美味に感じたのだろう。


給食を終えた彼らは掃除に取り掛かった。


「イクス!それじゃ頼むね!」

「リョウカイシマシタ、オマカセクダサイ」そう言うとイクスは目から光線のようなものを出し床をスキャンし始めた。

「カイセキカンリョウ」そういうと床に落ちている見えないようなごみや埃が光り始めた。

「アトハ オネガイシマス」そういってロンに託した。

「あぁ。任せろ。」そう言うと、ロンは魔法を使いそのごみを浮き上がらせ消滅させた。

「クリス、こっちにお水頂戴!」とアンが言った。

「はいよ~」と水棲族の力できれいな水が出てきた。その水でランとアンがものすごいスピードで雑巾がけをした。

「ク、クリスさん、こっちもお願いします。少量で大丈夫ですので。」黒板のほうからアリンが呼んだ。

「はいは~い」と器用にミスト状に噴射してくれた。その水を使って黒板をアリンがきれいに拭いてくれた。

「まるで大掃除のようだね。」そういうとみんな嬉しそうな表情を見せていた。


掃除が終わり、終わりの挨拶になった。


「よし、今日はこれで終わり!明日の宿題ちゃんとやってくるんだぞ!」

「はい!先生さようなら!(一同)」

「さようなら」


こうして授業初日はどうにか終わった。

次回はティナ出てくる予定です。

次回の更新をお楽しみに!

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