登場人物紹介 その14
・ハーボニー・カデックス(人間、女、40代)
長髪の背の高い女性で、蛇に似たねっとりとした声を持ち、猛禽類のように鋭い蒼い瞳をしている。容姿は美しいとは言えないが、正義感が強く真面目で頭がよく回る。城塞都市ドグマチールのライドラース神殿の副神官長を務め、ジオールの腹心の部下として様々な手助けをしていた。
実はジオールの妹であり、兄のことは家族として大切に思ってはいるものの、そのやっている詐欺については快く思ってはおらず、何とかして辞めさせようと決心し、密かに傭兵ノービアに依頼し、今回の件となった。結果、見事に兄の悪事を暴き、しかも神の声を聞く特権及び次期神官長の座までゲットした。
正直言って当初は男性の予定でしたが書いている最中にあまりの親父祭り状態に作者の心が折れそうになってTSさせちゃいましたけど、いいよね?w
・ノービア(黒鼬族、男、年齢不詳)
茶色いマントに身を包み、フードを頭からすっぽり被り、黒覆面で顔を覆った人物。マントの下は黒装束で、とにかく全身黒づくめ。本多以上に飄々として他人をおちょくっているが結構頭が回る。語尾に「っス」と付ける癖がある。実は黒鼬族という獣人であり、その素顔はくまなく細く短い毛でびっしりと覆われており、しかも明らかに人間と異なる小型の頭部で、口先は犬ほどではないがやや突き出しており、丸い耳がピョコンと二つ頭上に飛び出している。
草原地帯や水辺付近に住むと言われる黒鼬族は、数は少ないがしなやかかつ強靭な体躯と格上の相手にも臆せぬ比類なき勇気を持ち、虎猫族同様有能な傭兵としても知られていた。しかも彼らには戦場で如何に苦境に立とうとも、ある特技のために容易に戦況を覆すことが出来たという。それこそが黒鼬の最後っ屁であり、ノービア自身はスペシャルアロマと呼んでいる。イタチは危機に直面すると発達した肛門腺から非常にきつい臭いの分泌液を発射し敵から身を守るのだが、黒鼬族も同様の機能を有しているのであった。とにかくすばしっこくて身体能力に優れ、最後っ屁無しでも相当強い。因みに得意とする武器は鎌である……イタチだけにw
彼にはまだまだ秘密が隠されていそうですが、とりあえずまたいつの日か再登場すると思います…多分w
・カンサイダス(ネズミ、オス、年齢不詳)
ノービアの飼っている賢いネズミ。ハーボニーとの連絡係として使用されていた。モフモフした灰色の薄汚い姿をしており、好物はチーズとハムとソーセージ
ところでこいつの名前の由来のカンサイダスって薬剤は、「関西ダス」ってことなんですか!?w
誠にすみませんが次回の更新は一週間後の3月22日になります。では、また!




