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ライトノベル作家は結婚できないのだろうか?  作者: 間川 零御
第1部 L'intenzione di Dio:序章 
1/23

日曜日

「おっ、お兄ちゃんっ!!だめだよっ!」

「いいじゃないか!!血がつながっていることなんて関係ないっ!」

「お兄ちゃん…..」


私はお兄ちゃんにキスをする。


「そうだよね、恋に血のつながりなんて関係ないよね。」

「ああ、そうだ!俺たちには愛の力がある!」


そうしてお兄ちゃんは私の手を握る。


その手はとても大きい手だった。


「あっ…..」


急にお兄ちゃんは私を押し倒した。


「お兄ちゃん!?」


「・・・」


お兄ちゃんは手を私の胸の中に入れようと――――









「――――――――くぅっ~~~あぁぁ~~~ やっと終わったぁぁ~~~~」


俺、≪一条 真琴(まこと)≫はキーボードから手を離し伸びをする。

今は小説を書いていた。

そう、俺は小説家である。

ジャンルは【ライトノベル】である。俗にいう【ラノベ】である。

そして今書いていたのは、【妹の秘密】というタイトルである。

内容は主人公の≪姫川 (あおい)≫という少女が恋をした男が実は、血のつながったお兄ちゃんだったという話だ。ネットの掲示板で趣味で書いていたらインチキくさい人に、「このお話を出版しましょう!!」とか言われ今では4巻まで出版している。最初は新手の詐欺師とか思っていたが、俺の生活がコンビニのアルバイトだけで生活をするという状況だったのですぐに食いついてしまった。まぁ、今ではずいぶんと生活が楽になったので結果的によかったのだと思う。

ちなみに、22歳、独身、彼女は最近別れた。原因は…….


仕事


この小説を書いていたのが彼女にばれた。

別れ際に、


「キモイ、消えろ、死ね。」


という言葉を投げられてどっか行ってしまった。

さすがにショックだった。

このことから俺には学んだことがある。


仕事を彼女にばれないようにする!!


まぁ、今後彼女ができればの話だが。

時刻は夜の8時半。夕食の準備をしよう。




と、いうわけでコンビニにやってきた。

徒歩5分、駅の近くにあるコンビニである。


「合計で873円です。 ありがとうございました。」


俺はいつものメニューであるそばと、おにぎり2つとビール1缶を買って家に戻った。


「ぷはぁ~~」

最高。仕事終わりのビールマジ最高。


ピロリ~ン♪


メールの着信音である。


『進み具合はどう? 今月中に終わる? なるべく早く終わらせてねっ!』


自分の担当からのメールだった。


『ええ、順調です。今月中には終わりそうです。わざわざありがとうございました』


返信完了。




夜は11時、そろそろ風呂にでも入りますかな。



12時、寝よう。


「おやす――」


口に出したところで気づく。


「ひとりだ。」


なんだか変な気分になってしまった。


目を閉じよう。

そのうち寝れるさ。


こうして、真琴のある1日は終わりを迎えた。


どうも、澪瑦ですっ!!

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