新たな世界の幕開け
第1話は本文が短いと思いますが、2話からはもっと本文を増やしていくのでよろしくお願いします。
感想、意見なども送ってくれるとありがたいです。
あと、この小説のタイトルも考えてくれたら嬉しいです。
俺は目を覚ますと全く知らない村にいた。自分が何故ここにいるのかも分からない。
今まで生活してきた記憶は鮮明に覚えている。だが、ここ1週間の記憶だけがバラバラになっていて、どれが一番新しい記憶なのかが全く分からない。
そのため、何故この世界にいるのかが分からない。まだこの世界で目覚めて30分程しか経っていないが、ただ分かっていることはこの世界は現実ではないということだ。
まず、この世界で目覚めたときに指先に異常な違和感があったので、そこに意識を集中させて指を縦に振ってみるとウィンドウが出てきた。
そのウィンドウにはパーティ、アイテム、スキルなど数えきれない程のアイコンが存在していた。
ちなみに指先に意識を集中させて指を縦に振ってみたのは、俺が現実にいたときにマンガやアニメが好きだった事が原因でまさかマンガやアニメみたいにウィンドウは出てこないだろうと思いながらも振ってみたらホントにウィンドウが出てきたのでビックリした。
(一応言っておくけどマンガやアニメは好きだけど、オタクではないからな!現実ではサッカー部だったし、運動神経にも自信はある!)
俺が今居る場所は馬小屋だと思う。馬のエサが大量に詰まれた上に寝転がっている結構フカフカしていて結構気持ちいい、俺は30分前にここで目を覚ました。つまり、この世界に来てからまだ一歩も動いていない。さっきからこの馬小屋の窓から外を見ているので、少しはこの村の雰囲気は分かった多分悪い場所ではないだろう。
「そろそろ外に出て見るとするかなぁ」
こうしてようやくこの新しい世界に足を踏み出した。
「あのぉ、始めて見かけるんですけど何処から来たんですか?」
馬小屋から出るや否や後ろから声をかけられた見た感じ16、17歳ぐらいの女の人が遠慮がちに俺に訪ねてきた。
「いや、目を覚ましたらここの馬小屋にいてって言っても信じないよな、この世界を旅をしていると言うかなんと言うか…」
などと、咄嗟に自分でも意味の分からない嘘をついて口ごもっていると
「あなたもこの世界で目を覚ましたの?なら、私についてきてこの村の村長の所に連れていってあげる、村長なら色々教えてくれるよ。」
そういうと俺の手を掴んで走り出した。俺はそれにただついていったが、頭の中では彼女の言葉が引っ掛かっていた。