表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/23

2話

空戦シーンというよりは時系列も多い気もしますが・・・・・・・

2017年7月、遂に日韓両国は開戦を迎えた。

日本側は初動対応が遅れ、対馬占領を許してしまい、敗北を蒙る。

敗北により次の策を練る日本側に対し、韓国側は勢いに乗り早期の決着を付けようと福岡市に対する空爆を試みた。

だがこの時、日本側は秋原総理が戦闘部隊は現場指揮官が独自に判断を下し、戦闘を実施せよと言う命令を下しており、韓国側の福岡空襲は失敗に終わり、爆撃部隊は大きな損害を被った。

同年7月15日午前3時、築城基地

「おい、お前ら、いつでも出撃出来る様にしとけよ・・・・・・」

半分寝てる様な起きている様な隊員たちに対し、51歳にして最高齢の戦闘機パイロットであり飛行隊の指揮官である本原良治一佐がそう言った。

この日も空襲に備えて朝から各隊員や整備員たちは仮眠をローテーション式にとり、いつでも空襲が来ていい様に何人かの隊員が起きていた。

『空襲警報発令!!福岡市北東部よりF-15K及びF-16複数接近中!、30分以内には福岡市上空に到着の模様!各員戦闘準備に就け!!』

基地のレーダーサイトからそう報告が上がると寝ていた隊員たちが愛機に向けて走り出し、整備士たちがアタッチメントを介してミサイルを機体に装着し、出撃できる態勢を整える。

無論、一昨日前の戦闘で活躍した鷲野と北見の両一尉も自分の機体に飛び乗り、出撃に備えて機体のエンジンを始動させる。

15分もすると滑走路に次々と戦闘機が並び、離陸出来る様な体制が整い、それから5分もしない内に12機のF-15と6機のF-2が飛び立った。

福岡市の住民たちは2日前の空襲の後、次々に市内を後にし、築城以南へ避難し、更に南の大分や長崎市方面にも避難していた。

「レーダー反応あり!!・・・・・・レーダー警報か、ちっ!!各機、ブレイク!!」

本原がそう叫ぶとF-15とF-2合わせて18機の空自戦闘機は一斉に散開し、攻撃する前に攻撃を受けた故に日本側は一時的とは言え、攻撃準備を中止し、敵の攻撃を回避すべく散開したのである。

「アロー1!!フォックス1!!」

だが北見一尉はチャンスを見ると反撃を試み、AAM-4を放った。

無論、各機がそれに倣いAAM-4を放ったのは言うまでもない。

両陣営の被害に関しては、我が方は韓国側の最初の攻撃で各1機のF-2とF-15が撃墜される被害を出すが、操縦士はいづれも脱出、韓国側は日本側の反撃でF-15Kを2機撃墜されるも操縦士は脱出し、陸自レンジャー隊員に保護され捕虜となったものの、戦果自体は五分五分であった。


空自の妨害により韓国空軍の爆撃隊の護衛戦闘機が被害を蒙ったものの、その間に爆撃隊が福岡市内へ侵入し、再度爆撃を実施しようとしていた。

爆撃隊が福岡市上空へ到着するとSLAMミサイルを発射し、今度は博多駅を破壊しようとしたが、帰還中の編隊の護衛を担当した鷲野のF-15がAAM-4を放ってSLAMミサイルを撃墜し、発射母機をAIM-132で撃墜し、博多駅の破壊を阻止したが、福岡市内は甚大な被害を蒙った。


爆撃隊に大きな被害を負わし、我が戦闘機隊の被害も最小限であったが、戦略的にも戦術的にも我が方の敗北であった。

一方、北九州市では・・・・・・・

住民の避難のために護衛艦いせ、おおすみ級輸送艦としきしま級巡視船を中心とした海上自衛隊と保安庁の艦船が集結し、広島港を初めとした各瀬戸内海の港への住民のピストン輸送を実施、各船団に4機のF-2とF-15が上空援護の為に張り付き、護衛艦ふゆづき、さざなみが広島港向けの護衛を担当し、さみだれが松山に向かう船団の洋上護衛を担当、そして横須賀から護衛艦てるづき、はるさめ、いかづちが応援の為に到着し、てるづきは松山に向かう船団を護衛、岩国に向かう船団をはるさめといかづちが担当した。

山口も下関市などを避難区域とし、住民が撤収を始めていた。


そしてこれからの戦局がどうなるかは誰にもわからない

因みに自衛隊はAIM-132ことASRAAMを導入しておりません

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ