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第70話 “光の道の核心”と、守人たちが踏み入れる希望の深層

総集編もあるので、テンポよく読みたいかたはそちらがおすすめです。

裂け目を越えた瞬間――

 光の道は、まるで別世界のように姿を変えた。


そこは、

 ただ明るいだけの道ではなかった。


空は金色に揺らぎ、

 大地は透明な光の層でできている。

 歩くたびに、足元から柔らかな音が響いた。


リオが目を輝かせる。


「すげぇ……!

 ここ、なんか“生きてる”みたいっす!」


エイルは胸に手を当て、

 光の流れを感じ取る。


「はい……

 ここは“希望の深層”……

 光の道の中心部……

 希望そのものが形になった場所……」


影は周囲を見渡しながら言う。


「だが……

 さっきの裂け目のせいで、光が不安定だな。」


ナギは静かに頷く。


「うん。

 希望が強くなりすぎると、

 “恐れ”が影として生まれる。

 その影がまだ残ってる。」


残響は短く告げる。


「つなぎ手。

 ここからが光の道の本番だ。」


◆希望の深層に現れる“光の影”

そのとき――

 光の大地に、黒いひびが走った。


リオが叫ぶ。


「また裂け目っすか!?

 いや……違う……!」


ひびから溢れ出したのは、

 黒ではなく“白すぎる光”。


エイルが息を呑む。


「これは……

 “光の影”……!」


影が眉をひそめる。


「光に影があるってのか?」


ナギは静かに説明する。


「うん。

 希望が強くなりすぎると、

 “完璧であろうとする光”が生まれる。

 それは優しさじゃなくて……

 “強制する光”。」


残響は短く言った。


「光の影は、

 希望を“正しさ”で縛ろうとする存在だ。」


◆光の影の問い

光の影は、

 恒一たちの前に立ちはだかった。


その声は、

 優しいのに冷たい。


――つなぎ手よ。

 ――おまえは希望を語った。

 ――だが、希望は“正しさ”を求める。


恒一は眉をひそめる。


「正しさ……?」


光の影は続ける。


――希望を持つなら、

 ――迷ってはならない。

 ――弱さを見せてはならない。

 ――常に前を向き、

 ――常に強くあれ。


リオが叫ぶ。


「そんなの……

 そんなの無理っすよ!」


エイルは震える。


「希望は……

 弱さがあってもいいはずです……!」


影は低く呟く。


「“完璧であれ”ってか……

 そんなの、希望じゃねぇ。」


ナギは静かに言った。


「光の影は、

 “完璧な希望”を押しつけてくる。

 でもそれは……

 人を壊す光。」


残響は恒一を見る。


「つなぎ手。

 答えろ。」


◆恒一の答え

恒一は光の影を見据えた。


「……希望は、

 完璧じゃなくていい。」


光の影が揺れる。


「弱くても、

 迷っても、

 泣いても、

 立ち止まっても……

 それでも前に進もうとする気持ちが、

 希望なんだ。」


光の影の光が少し弱まる。


「完璧じゃないからこそ、

 仲間が必要なんだ。

 俺は……

 ひとりじゃ希望を持てない。」


リオが笑う。


「当たり前っすよ!

 俺たちがいますから!」


エイルは涙を浮かべる。


「弱さを抱えた希望……

 それが本当の希望……」


影は肩をすくめる。


「完璧なんざ、つまらねぇ。」


ナギは静かに微笑む。


「恒一の希望は……

 “つながりの希望”。

 それは完璧じゃなくていい。」


残響は短く告げる。


「光の影よ。

 これがつなぎ手の答えだ。」


◆光の影の消失と、道の変化

光の影は静かに崩れ、

 光の粒となって消えていった。


その瞬間――

 光の道がさらに強く輝き、

 新たな道が開かれた。


リオが叫ぶ。


「道が……分かれたっす!」


エイルは目を見開く。


「これは……

 “希望の選択”……!」


影は腕を組む。


「次は……

 どんな試練が来るんだ?」


ナギは静かに言った。


「光の道は、

 まだ終わらない。

 次は……

 “希望の未来”そのものが試される。」


残響は恒一を見る。


「進め。

 つなぎ手。

 光の道の先に、

 “未来の扉”がある。」


恒一は深く息を吸い、

 新たな道へと歩き出した。

面白かったらブックマークと高評価お願いします。また、noteにて紹介動画等を投稿中ですので、ぜひご覧ください。

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