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第48話 世界の主の真意と、“物語の終着点”

総集編もあるので、テンポよく読みたいかたはそちらがおすすめです。

未来の書が開いた新たなページ。

 そこに浮かぶ文字――


“世界の主の真意”


その言葉が現れた瞬間、

 空気が変わった。


温度が下がり、

 光が揺らぎ、

 世界そのものが息を潜める。


リオが剣を握り直す。


「……なんか、嫌な予感がする……

 今までの試練とは違う……」


エイルは震える声で言った。


「はい……

 これは“物語の根幹”に触れる試練……

 つなぎ手だけでなく、

 世界そのものに関わる……」


影は眉をひそめる。


「世界の主……

 あいつ、まだ何か隠してやがったのか。」


ナギは静かに目を伏せた。


「……世界の主は、

 “物語を守る存在”じゃない。

 “物語を選ぶ存在”なんだよ。」


残響は低く呟く。


「つまり――

 つなぎ手が未来を選んだ今、

 世界の主は“次の段階”へ進むつもりだ。」


◆世界の主の降臨

ページが光を放ち、

 その中心に“影”が立ち上がった。


だがそれは、

 過去の影でも、未来の影でも、現在の影でもない。


もっと巨大で、

 もっと深く、

 もっと“世界そのもの”の気配をまとっていた。


リオが息を呑む。


「……あれが……

 世界の主……!」


エイルは膝をつきそうになりながら言う。


「存在の密度が……違う……

 世界そのものが形を取ったような……!」


影は歯を食いしばる。


「なんだよあれ……

 圧が……桁違いだ……!」


ナギは静かに言った。


「世界の主は、

 “物語の始まりと終わり”を司る存在。

 恒一が未来を選んだことで、

 ついに姿を現したんだ。」


◆世界の主の言葉

世界の主は、

 静かに恒一を見つめた。


その瞳は、

 過去も未来も現在も、

 すべてを見通すような深さを持っていた。


「つなぎ手よ。

 過去を越え、

 現在を選び、

 未来を紡いだ者よ。」


恒一は息を呑む。


「……世界の主。

 あなたの“真意”とは……?」


世界の主はゆっくりと口を開いた。


「私の役目は、

 “物語を終わらせること”だ。」


リオが叫ぶ。


「終わらせる!?

 なんでだよ!!」


世界の主は静かに続けた。


「物語は始まり、

 そして必ず終わる。

 終わりがあるからこそ、

 物語は美しく、

 意味を持つ。」


エイルは震える声で言う。


「……世界の主は……

 “終わりの象徴”……!」


影が低く呟く。


「じゃあ……

 恒一が未来を選んだことで……

 世界の主は“終わりを始める”つもりか……!」


◆つなぎ手への最後の問い

世界の主は恒一へ向き直った。


「つなぎ手よ。

 おまえが選んだ未来は、

 確かに美しい。

 だが――

 その未来にも“終わり”は訪れる。」


恒一は拳を握りしめた。


「……終わりがあるのはわかってる。

 でも俺は――

 終わりを恐れて未来を選んだわけじゃない。」


世界の主は静かに問う。


「では問おう。

 おまえは“終わりをつなぐ覚悟”があるか?

 未来だけでなく、

 物語の終着点までも。」


リオが息を呑む。


「終わりを……つなぐ……?」


ナギは静かに言った。


「それは……

 “物語の最後を見届ける”ということ……

 つなぎ手にとって、

 最も重い覚悟……!」


影は恒一の肩に手を置いた。


「恒一……

 お前ならできる。

 俺たちがついてる。」


恒一は深く息を吸い、

 世界の主を見つめた。


「……俺は――

 終わりもつなぐ。

 物語の最後まで、

 俺が選んだ未来を歩く。」


世界の主は静かに頷いた。


「ならば――

 次の試練へ進め。」


世界が揺れ、

 新たな光が開かれた。

面白かったらブックマークと高評価お願いします。また、noteにて紹介動画等を投稿中ですので、ぜひご覧ください。

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