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第115話 “青の塔”と、ふたりの未来が試される場所

総集編もあるので、テンポよく読みたいかたはそちらがおすすめです。

青の街の奥にそびえ立つ巨大な影――

 それは塔のようであり、

 山のようであり、

 未来そのものが形を取ったようでもあった。


リオが息を呑む。


「でっっっか……!

 あれ、絶対ヤバいやつっすよ……

 でも……なんか、呼ばれてる感じもする……」


エイルは胸に手を当て、

 光の流れを読み取る。


「はい……

 あれは“青の未来の核心”……

 ふたりが成長するための、

 最大の試練……

 未来がふたりを“本気で試す場所”です……」


影は腕を組んだまま、

 低く呟く。


「ここまで来たなら、

 もう逃げ場はねぇ。

 だが……

 逃げる必要もねぇ。」


ナギは静かに微笑む。


「うん。

 ふたりで歩幅を揃えた今なら、

 きっと越えられる。」


残響は短く告げる。


「進め。

 つなぎ手。

 塔はお前たちの“未来の形”を映す。」


◆青の塔が“目覚める”

ふたりが塔に近づくと、

 塔の表面が淡く光り始めた。


まるで塔そのものが、

 ふたりの存在を認識したかのように。


相手が小さく息を呑む。


「……塔が、動いてる……?」


恒一は頷く。


「俺たちを……待ってたみたいだな。」


リオが塔の表面を指さす。


「見てくださいっす!

 塔の壁に……

 なんか模様が浮かんでるっす!」


エイルは光を読み取り、

 震える声で言う。


「これは……

 “ふたりの未来の軌跡”……

 ここまでの選択が、

 塔の表面に刻まれているんです……」


◆塔に刻まれた“ふたりの軌跡”

塔の壁には、

 光の線が複雑に絡み合っていた。


金色、青、紅――

 選ばなかった未来の色も、

 薄く残っている。


影は低く呟く。


「未来は選ばれなかった道も覚えている。

 だが……

 選んだ道が一番強く刻まれる。」


ナギは静かに言った。


「恒一。

 青の未来を選んだあなたたちの軌跡が、

 塔を形作っているんだよ。」


相手は塔に触れ、

 小さく微笑んだ。


「……これ、

 私たちの未来なんだね。」


◆塔の扉が開く

ふたりが塔の前に立つと、

 塔の中心に大きな光の裂け目が走った。


リオが叫ぶ。


「扉……開いてるっす!!

 中、めっちゃ光ってる……!」


エイルは震える声で言う。


「これは……

 “青の未来の核心”への入口……

 ふたりの未来が、

 ここで本格的に試される……」


影は低く呟く。


「覚悟を決めろ。

 ここから先は、

 ふたりの“本質”が問われる。」


ナギは優しく言った。


「でも……

 ふたりなら大丈夫。」


◆塔の中に現れる“次の影”

ふたりが塔の中へ足を踏み入れた瞬間、

 青い光が渦を巻き、

 塔の内部がゆっくりと形を取った。


そこに立っていたのは――

 ひとつの影。


だがその影は、

 これまでのどの影よりも“人間らしい”。


リオが息を呑む。


「えっ……

 なんか……

 普通の人みたいっす……

 でも、ふたりに似てる……?」


エイルは震える声で言う。


「これは……

 “ふたりの未来の本質”……

 ふたりが未来に何を求めているか、

 その核心が形になった影……」


影は低く呟く。


「いよいよだな。」


ナギは静かに言った。


「恒一。

 次は“ふたりが未来に何を望むか”が問われる。」


塔の影が、

 ゆっくりと口を開いた。


その問いは――

 まだ語られない。

面白かったらブックマークと高評価お願いします。また、noteにて紹介動画等を投稿中ですので、ぜひご覧ください。

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