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ひげがゆれるとき  作者: ねこちぁん
4章~巫女の祝祭~

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ep.192 甘味は繁栄の証

焚き火の炎が高く揺れ、広場に人々が集まった。 冒険者が剣を抜き、舞うように技を披露する。刃が火の光を受けてきらめき、観客は息を呑んだ。


続いて巫女たちが鈴を鳴らし、春を呼ぶ歌を捧げる。布が風に舞い、神秘的な雰囲気が広場を包む。子どもたちは魚の形をした木の玩具を持って走り回り、笑い声が夜空に響いた。


そこへ、甘い香りが漂ってきた。職人の屋台では「ユスゼリー」が光を受けてきらめき、透明な器の中で揺れている。団子を炙る音がパチパチと響き、蜜が滴るたびに観客が笑顔を見せた。 「魚だけじゃない、甘味まで揃うとは……この街も豊かになったものだ」冒険者が杯を掲げる。


巫女の歌声と剣の煌めき、そしてデザートの香りが重なり合い、広場は春の祝祭そのものとなった。人々は笑い、祈り、食べ、街の未来を思い描きながら夜を楽しんだ。

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