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ひげがゆれるとき  作者: ねこちぁん
3章~ものづくり~

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ep.156 光と影の世界

翌朝、ギルドの扉を開けると、 昨日とは違う、柔らかな空気が流れていた。


「おはようございます」 ラディたちが声をそろえると、カウンターの奥から顔を出したのは――


「おはようございます。今日は私が当番です」 受付にいたのは、鈴蘭だった。 落ち着いた物腰と、丁寧な言葉遣い。 けれど、その目はどこか楽しげだった。


「昨日の鍛冶工房、おつかれさまでした。 今日は、少し趣の違う依頼をご案内できますよ」


「えっ、どんなの?」 セシルが身を乗り出す。


「こちらです」 鈴蘭が差し出した依頼札には、こう書かれていた。


【依頼名】工芸工房・展示品の搬入補助 【内容】工芸工房「月灯つきあかり」にて、展示会準備の補助をお願いします。 【備考】繊細な品が多いため、丁寧な作業が求められます。


「展示会……?」 ルークが首をかしげる。


「はい。街の広場で行われる“月の市”に向けて、 工芸職人たちが作品を出品するんです。 その準備を、少しだけお手伝いしていただければと」


「昨日とは、ずいぶん雰囲気が違いそうだね」 ジョナサンが手帳を開きながらつぶやく。


「うん。でも、面白そう」 リンダが静かに笑った。


「では、依頼を受理しますね。 工房は、北通りの石畳を抜けた先―― “月灯”という名の通り、朝でもどこか静かな場所です」


「……なんか、楽しみになってきた!」 ラディが目を輝かせた。


こうして、ラディ隊の新たな一日が始まった。 今度は、火ではなく“光と影”の世界へ――

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