ep.146 仲間たちの理由
夕暮れの庁舎裏庭に、隊商の仲間たちが集まっていた。 紗代は依頼書を抱えながら、静かに口を開いた。 「……もっと成長したいです。旅の途中で学んだことを、この町で商人として根を張ってみたい」
アレクセイは腕を組み、町の広がりを見渡す。 「ここでなら、大きな商売に関われそうですね。資材も人も集まる。町が育つなら、商機も育つ」
ドワーフのルドルフが低い声で言った。 「鍛冶場があるなら腕を振るえる。酒もあるし、ここで暮らすのに不足はない」
シュミットは眼鏡を直しながら笑う。 「技術を語れる相手がいるなら、それだけで価値がある。酒を酌み交わしながら議論できるなら最高だ」
タラントは肩をすくめ、陽気に笑った。 「商売は苦手だけど……この町、なんか好きだな。酒場で歌って、鍛冶場で働いて……ここなら楽しくやれる」
冒険者たちも次々に声を上げる。 ぽぷらん:「にぎやかな町で歌って稼げるし、冒険もできる。ここを拠点にしたら楽しそう!」 しろまる:「町の防衛はまだ甘い。拡張段階なら依頼も多いし、稼ぎながら守れる」 バンデ:「酒場があるなら俺は残る!冒険も稼ぎも、ここで全部できる」 アリシア:「知識を活かせる場所がある。拡張期なら魔法の需要も高い。腰を据えて研究できる」 エマ:「この町、観察してると面白い。拡張段階なら依頼が尽きないし、ここを拠点にしたい」
それぞれの言葉が重なり、隊商の空気は静かに変わっていった。 旅の仲間から、町に根を下ろす仲間へ――




