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ひげがゆれるとき  作者: ねこちぁん
第二幕~1章

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ep.135 仲間っていいよね

夜、森の中で焚き火がぱちぱちと音を立てていた。 資材の荷車はしっかり固定され、仲間たちはその周りに集まる。


紗代は荷物の中から野菜と干し肉を取り出した。 「資材とは別に、食べるものも持ってきてます。……シチュー、作ってみますね」


バンデが豪快に笑う。 「おお!戦いの後は腹が減る。頼んだぞ!」


アリシアが魔法で火を安定させ、鍋を支える。 「焦がさないようにね」


ドワーフのタラントが鼻をひくつかせる。 「いい匂いだ……これなら明日の力になる」


ぽぷらんは焚き火のそばで歌を口ずさみ、エマは静かに弓を磨いていた。 しろまるは周囲を警戒しながらも、時折鍋を覗き込む。


やがて、湯気とともに香りが広がる。 紗代は少し照れながら鍋をかき混ぜた。 「……初めて作る旅のシチューです。味は保証できませんけど」


アレクセイは笑みを浮かべ、木の器を受け取った。 「味よりも、仲間と食べることが大事だ」


その夜、彼らは温かなシチューを分け合いながら、初めて心から「仲間」になった。

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