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ひげがゆれるとき  作者: ねこちぁん
第二幕~1章

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ep.134 旅は道連れ盗賊日和

翌朝、アレクセイたちは荷車の前に集まった。 資材の山は想像以上に大きく、紗代は思わず息をのむ。 「これ……本当に全部運ぶんですか?」


バンデが豪快に笑う。 「心配するな!荷車ごと担いでやる!」


ぽぷらんが肩をすくめる。 「いやいや、それじゃ道が壊れるって!」


ドワーフのルドルフが荷を確認し、真剣な顔で言った。 「積み方が悪いと途中で崩れるぞ。俺たちに任せろ」


その時、しろまるが周囲を見回し、低い声で告げた。 「……人影がある。荷を狙っているかもしれない」


紗代は緊張で手を握りしめた。 初めての旅、初めての大仕事。 その始まりは、予想以上に厳しいものになりそうだった。



荷車が森の道に差しかかったとき、しろまるが低く告げた。 「……来るぞ。盗賊だ」


木陰から数人の男たちが飛び出す。資材を狙った襲撃だった。


バンデが大剣を振り上げ、豪快に笑う。 「待ってました!」 一撃で盗賊を吹き飛ばす。


ぽぷらんは軽快に走り回り、敵の注意を引きつける。 「こっちだこっちだ!」


アリシアが詠唱し、光の壁を展開。荷車を守る結界が輝いた。 「資材は渡しません!」


エマの矢が正確に飛び、逃げようとした盗賊の足を射抜く。 「逃がさない」


紗代は震えながらも荷車の縄を必死に握りしめた。 「……私だって、守る!」


そしてドワーフたちが荷車を支え、崩れかけた資材を必死に固定する。 「こんなところで壊すわけにはいかん!」


短い戦いの末、盗賊たちは森へと散り散りに逃げていった。


アレクセイは仲間を見渡し、深く息をついた。 「……よくやった。これなら、エルシンポリアまで運べる」


紗代は胸を高鳴らせながら思った。 これが商人の旅……仲間と共に挑む道なんだ。

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