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ひげがゆれるとき  作者: ねこちぁん
第二幕~1章

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ep.132 少女の決意

紗代は、ギルドの掲示板の前で立ち尽くしていた。 商人になりたい――その夢は胸にあるのに、まだ何も始められていない。


彼女の目に飛び込んできたのは「資材の大量運搬」の依頼だった。 大きな仕事。大きな荷。自分には到底無理だと思った。 それでも、心の奥で声がした。 ――挑戦しなければ、夢は夢のまま。


その時、掲示板の前で立ち止まる一人の男が目に入った。 荷車を引いた旅商人。小さな依頼を探しているように見えたが、彼もその紙を見つめていた。


紗代は思わず声をかけていた。 「あの、もしよければ……私も一緒に行かせてもらえませんか?」


男は驚いたように振り返る。 「……危険もあるぞ」


紗代は胸に手を当て、強くうなずいた。 「覚悟はできています。商人になりたいんです。だから、この旅で学びたい」


男は少し考え、そして短く答えた。 「……好きにしろ」


紗代の心臓は高鳴った。 夢に向かう最初の一歩を、ようやく踏み出せた気がした。

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