ep.129 決意の一歩
森の最深部―― 影の主の黒い風が渦を巻き、 仲間たちを押し潰そうとしていた。
咲姫 「ひゃぁぁぁ……! な、なんか……みんなが危ないのですーー!!」
風音 「……咲姫。 ここで決意を示せ。 お前の風が仲間を守るんだ」
風花 「咲姫ちゃんの風、まだ揺れてるねぇ。 でも……ちゃんとみんなを包んでる」
果林 「団子も包まれてるよ~」
咲姫 「団子は包まなくていいのですーー!!」
冒険者A 「咲姫ちゃん……! 頼む、俺たちを導いてくれ!」
冒険者B 「このままじゃ……!」
オグマ 「咲姫。 お前の決意が、この戦いを変える!」
紗綾 「……猫は“決意の時”と言っています」
咲姫は胸の奥に手を当て、 震える足を一歩前に踏み出した。
……ふわぁぁぁ……
咲姫 「ひゃっ……!? な、なんか……私の風が…… みんなを守ってるのです……! だから……がんばるのです……!」
風音 「……咲姫。 その一歩が、仲間を救う」
咲姫の風は強く広がり、 仲間たちを包み込み、 黒い風を押し返した。
まるで―― 咲姫の決意が戦況を変えたかのように。




