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ひげがゆれるとき  作者: ねこちぁん
3章~【咲姫編】風の記憶、影の願い

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ep.129 決意の一歩

森の最深部―― 影の主の黒い風が渦を巻き、 仲間たちを押し潰そうとしていた。


咲姫 「ひゃぁぁぁ……!  な、なんか……みんなが危ないのですーー!!」


風音 「……咲姫。  ここで決意を示せ。  お前の風が仲間を守るんだ」


風花 「咲姫ちゃんの風、まだ揺れてるねぇ。  でも……ちゃんとみんなを包んでる」


果林 「団子も包まれてるよ~」


咲姫 「団子は包まなくていいのですーー!!」


冒険者A 「咲姫ちゃん……!  頼む、俺たちを導いてくれ!」


冒険者B 「このままじゃ……!」


オグマ 「咲姫。  お前の決意が、この戦いを変える!」


紗綾 「……猫は“決意の時”と言っています」


咲姫は胸の奥に手を当て、 震える足を一歩前に踏み出した。


……ふわぁぁぁ……


咲姫 「ひゃっ……!?  な、なんか……私の風が……  みんなを守ってるのです……!  だから……がんばるのです……!」


風音 「……咲姫。  その一歩が、仲間を救う」


咲姫の風は強く広がり、 仲間たちを包み込み、 黒い風を押し返した。


まるで―― 咲姫の決意が戦況を変えたかのように。

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