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ひげがゆれるとき  作者: ねこちぁん
3章~【咲姫編】風の記憶、影の願い

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ep.128 揺れる戦況、影の反撃

森の最深部―― 咲姫の“繋ぐ風”が仲間たちを支え、 戦況は優勢に傾きかけていた。


しかし―― 影の主は低く唸り、黒い風をさらに強めた。


影の主 「……繋ぐ風……砕け散れ……!」


咲姫 「ひゃぁぁぁ……!  また強くなってるのですーー!!」


風音 「……咲姫。  これは反撃だ。  影の主はまだ力を隠していた」


風花 「咲姫ちゃんの風も揺れてるねぇ。  でも……まだ繋いでる」


果林 「団子も揺れてるよ~」


咲姫 「団子は揺れなくていいのですーー!!」


冒険者A 「うわっ……!  押し返されてる……!」


冒険者B 「このままじゃ……!」


オグマ 「全員、耐えろ!  咲姫の風を守れ!」


紗綾 「……猫は“反撃の時”と言っています」


咲姫は胸の奥に手を当て、 必死に風を呼び起こした。


……ふわぁぁぁ……


咲姫 「ひゃっ……!?  な、なんか……私の風が……  まだみんなを繋いでるのです……!」


風音 「……咲姫。  反撃に耐えろ。  お前の風が揺らがなければ、仲間は崩れない」


黒い風と咲姫の風が激しくぶつかり合い、 森の最深部は再び揺れた。


まるで―― 戦況が大きく揺れ動く瞬間を告げるかのように。

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