ep.128 揺れる戦況、影の反撃
森の最深部―― 咲姫の“繋ぐ風”が仲間たちを支え、 戦況は優勢に傾きかけていた。
しかし―― 影の主は低く唸り、黒い風をさらに強めた。
影の主 「……繋ぐ風……砕け散れ……!」
咲姫 「ひゃぁぁぁ……! また強くなってるのですーー!!」
風音 「……咲姫。 これは反撃だ。 影の主はまだ力を隠していた」
風花 「咲姫ちゃんの風も揺れてるねぇ。 でも……まだ繋いでる」
果林 「団子も揺れてるよ~」
咲姫 「団子は揺れなくていいのですーー!!」
冒険者A 「うわっ……! 押し返されてる……!」
冒険者B 「このままじゃ……!」
オグマ 「全員、耐えろ! 咲姫の風を守れ!」
紗綾 「……猫は“反撃の時”と言っています」
咲姫は胸の奥に手を当て、 必死に風を呼び起こした。
……ふわぁぁぁ……
咲姫 「ひゃっ……!? な、なんか……私の風が…… まだみんなを繋いでるのです……!」
風音 「……咲姫。 反撃に耐えろ。 お前の風が揺らがなければ、仲間は崩れない」
黒い風と咲姫の風が激しくぶつかり合い、 森の最深部は再び揺れた。
まるで―― 戦況が大きく揺れ動く瞬間を告げるかのように。




