夢日記2025.11.9<旧友。>
山を降りている途中だった。駄々をこねる子供のようなだるさが足を引っ張る。休息をとるには山を降りなくてはならないというのに休息をとるために休息が必要な状況下であった。とおくには懐かしい街が広がり年を少しとったような気持ち取りで動きづらい足を一歩一歩確実に動かしていく
すこし降りた時、山小屋のようなものが離れたところに見えた。どうやらあそこで休むことができそうである。
山小屋につくとスタンプラリー?のようなものを押している顔があった。どこかで見たのだどこかで見たのだが誰だったか。ああそうか中学時代の友である。ずいぶんと悪い思い出が多いが三年間という人生においてほんの少しの時間をともにすごした確かな友である。彼と私の間にはあまりにも時間が居すぎた。関係値
も零へと還った今の私に彼に話しかけることは許されるものなのだろうか。
昨日のことだったかのように彼との記憶がよみがえってくる。彼とはビデオゲームをよくしたものだ。彼が悪いというのに私を悪者扱いしてきたりもしたな。それでも友だったのだ。それでもあきらかにそれは過去形なのだ。私は私のことを彼が覚えているのか確証は持てなかった。それでも話しかけたのだ。
彼は一瞬目を大きくしたがそれは刹那の間でそこから先はにやりと笑った次第だ。その表情は彼との距離が今の心の距離と同じほどになったときまで続いた。見えなくなるまで、続いた彼は笑っていたが笑ってなんかいなかったのだろう。道にはタンポポが生えていた。この強い花の茎をむしる。どんなに強く生きてきたものであっても人の手で簡単にちぎれてしまう。
この関係性は時間と、彼と私の関係性と少し似ていた。
夢から覚めても彼に連絡することはなかった今のままでいいのだこれ以上何も変わらなくていいのだ
だって関係性の変化はとうに終わりきっているんだから。
この夢でみた彼はすごく鮮明で懐かしい気持ちになりました。脳って覚えていないと思っていたある人の顔の造形とか匂いとかそれらって脳の記憶の棚の奥深くに押し込まれているから普段思い出さないだけであって実はずっと保存しているんだなってこの夢で思いました。
この夢に彼が出てきたってことは脳の中で彼に対する整理をつけたってことなんでしょうね。だから私は脳に従うことにしたんです。




